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2005/01/22

「パッチギ!」を観にいく

 今日は友人N氏と井筒監督の最新作「パッチギ!」を観に行って来た。ただこの「パッチギ!」、近場での公開は無く、遠く神奈川県鴨宮へ遠征。TOHOシネマズ小田原での鑑賞となった。作品冒頭20分後、画面が突如白くなってトホホ状態。そこをすぐに友人N氏は飛び出した。間もなく責任者らしき女性が登場し、映写機調整で18分の中断。そして止まったシーンからであるが、まともな映像で映画を最後まで観る事ができた。友人N氏どうもありがとう。ご家族に飲食サギをした事は黙っておきます(笑)。

 「パッチギ!」良かったです。映画として脚本もテンポも、そしてキャストの頑張りが伝わる作品。血まみれ、痛ーい暴力シーンが多く登場するが、発売禁止に追い込まれたフォーククルセダーズのカバー曲『イムジン河』をきっかけに秘めたる想いが重なってくる。クライマックスは本当に泣けてきた。前二作も音楽映画的要素を持った作品だったが、今回は完全に作品のテーマとなっている。また井筒監督らしく、登場キャラや物語に自分の主張が込められた印象は強い。

 作品は素晴らしい。しかし難しいのはこの作品の持つ背景である。日本と北朝鮮との歴史的背景、そして拉致事件、今なお続く政治的鍔迫り合い。いろんな批評サイトでその点を引き合いに出し、映画そのものと別の論議に陥っているところもみられた。論議の的となる正しい歴史とは何か。それこそ白黒言えるのは時代の当事者だけだし、僕らには誰かのフィルターを通してしか論議できない。この事だけで評価を落とすのは、この作品の描くテーマと違う気がする。

 確かに正直、この映画をあれこれ言うのに、ボクは上っ面だけで理解が足らないと思う。ただ青春映画として観た場合、生まれるやりどころの無い怒りだけは理解できる。だからこそ感動して涙が出てきた。押し付けな主張と取られる向きもあるが、それは映画たる意義を持っている故の事。北の事情を度外視してとは言えないが、何かを感じる映画である事は確かである。

pattigi

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