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2005/01/16

劇場版「鉄人28号」

 カミングスーンTVの予告編新着のコーナーを観ていたら、「鉄人28号」の予告編が放送されていた。松竹としては、昨年の「CASSHERN(キャシャーン」に続くマンガ、アニメの実写映画第二弾となっている。もちろん製作陣は違っているし、作品のコンセプトも全く異なるので直接の比較はできないが、とにかくこの予告編を観る限りではショボイ...かなりショボイ。ドラマ部分は清く正しい青少年向け作品だとは匂わせるが、それ以外がかなりショボそうなのだ。

 具体的に言うと主人公鉄人28号がショボイ。好敵手ブラックオックスもショボイ。すなわち見どころであるロボット同士のバトルがショボイ。造型、モデリングもまるでダメ。見掛け倒しの映画版「デビルマン」といい勝負。さらディティールの甘いCGはそのショボさを増長させる。CGというよりアニメのハメ込みにカタルシスはない。テレビシリーズならまだしも、映画館の大画面でそれをやってしまってはいけない。大スクリーンは全てを露にする。主なターゲットとなる子供たちの目はごまかせないだろう。

 CGは多大なるコスト削減を導くが、使っていい映画と悪い映画がある。やるならば「スパイダーマン」シリーズのように徹底的にあるべきだ。ただ200億円使っても「スターウォーズエピソード2」のようにCG絵巻となってしまう事もある。やはりどこで使っているか解らないのが理想。今回の劇場版「鉄人28号」のように『何でCGやねん』と思わせたらオシマイ。かつての特撮テレビドラマに惹かれたのは、ショボさを埋める何かがあった事。「ジャイアントロボ」は着ぐるみだったが、顔やボディの微妙なただれや汚れが妙にリアルと感じたものだ。これはスーパーマリオネーションの「サンダーバード」にも相通じる。昔の特撮にはそうした何かを補う技術に長けていたと思う。

 日テレの番組「ワールドレコーズ」では『ロボットバトル世界一決定戦!』というコーナーが人気だ。40cmほどの体長の本物のロボット同士が戦い、規定ルール通りにダウンさせたら勝ち。さすがにスケール感は及ばないが、実際にぶつかり合う迫力が違う。子供たちは目の前のぶつかり合う戦いに興奮する。何故ならそこに嘘は無いからだ。嘘を凌駕するにはそれ以上の何かが必要だが、果たして劇場版「鉄人28号」にはあるのだろうか?

050116

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