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2004/12/18

エイリアンVS.プレデター

 企画された時から鳴り物入りだった「エイリアンVS.プレデター」。「バイオハザード」のポール・W.S.アンダーソンが「バイオ2」の監督を蹴って(ただし製作には参加)この作品に専念したという。しかしこの夏の全米公開直後のチャートアクションは泣かず飛ばずといったもので、約半年遅れての日本公開には正直期待していなかった。そして今日、そんないわくつきの作品を観てきたが、んんっー難しい評価となってしまった。詳しい事は「映画を観た後で」に譲るが、そこで触れられなかった点について述べてみたい。

 本作はとにかくキャストが弱い。主演はプレデターとエイリアンだからといえども、それ以外のノーメイクキャストはランス・ヘンリクセン以外は「いったい誰?」という人ばかり。しかもヘンリクセンのキャラもビショップ(「エイリアン2」「エイリアン3」)と接点があるようで取り立ててあまり無い。演じる富豪の会社が後にアンドロイドを作る伏線くらいか。少し踏み込んだものがあるかと思えばとても呆気ない最後。それ以上でもそれ以下でもない。

 企画自体は両作の版権を受けたコミックからの逆起用。しかし物語はアンダーソンのオリジナル。これまで紆余曲折があったようだが、それなりに物語はまとまっていると思う。しかし本作の前に「プレデター」は必ず観て欲しい。そうしないとその展開も呆気にとられる事必至。今日観ていた周りの観客は失笑していたようだが、たぶん「プレデター」を観ていないから。それと真面目にこの映画を観ようとする人も向いていない。

 ただ「真面目に...」と言ってはみたが、この作品に最も足らないのはユーモアかもしれない。プレデターを逆に利用とする生存者とのやり取り、そんなやり取りを真正面に捉え過ぎて笑えない。このような異種映画を組み合わせる上でユーモアは不可欠なのだ。だからこそアンダーソンの映画らしいつかみ、ビックリ箱が欲しかった。プレデターがヘルメットをとって、その顔がジャン・クロード・ヴァンダムだったりしたら、最高のサプライズだったのだけどもね。

alienvspredetor

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コメント

はじめまして
AVP・・・
期待もしてません、見てもいないし。。。でも地上波でやったら、見るだろうな。
フレディvsジェイソンあたりで、やめとけばいいのに。。。。
やっぱりやっちゃいけない対決ものって、あるってことですかねぇ。
ゴジラ対ガメラなんて誰も見たいとは思わないだろうし。

でも、アメリカンコミックは、すごいらしいですね。ターミネーターvsロボコップとかまであるらしいし。そのコミックは見てみたいけど(AVPも)、映画はパスかな。

投稿: バウム | 2004/12/18 23:54

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