あくまでAV『機器』デビュー、冬ソナ狂想曲
今朝、朝日新聞の見出しにビックリした。「ヨン様でAV機器デビュー 熟年女性、DVD・レンタル店へ」。『機器』という言葉が抜けていたらとんでもない記事だったのが、要はDVDソフト、再生機器等がヨン様効果で普及の後押しをしたという事らしい。「冬のソナタ」のDVDボックスの大ヒットはご存知の通り。CD他、関連グッズだけでも凄い売り上げ。さらにディープなファンは白いフォードエクスプローラーまで手を出す始末。さすがに愛は盲目、財布のヒモまで緩ませる力がある。
そもそもウチのおふくろは、BS2で最初に始まった時からのコアなファン。「最初は何観てる?」と思っていたが、のちに訪れる韓流ブームを考えれば随分と時代の先を行っていたと思う。そして先物買いの好きな自分の性格を顧みると、血は争えないなぁと思わせた。おふくろは止まらぬブームを先んじるように、「ホテリアー」「オールイン」「天国への階段」等などもフォロー。さすがにビデオ録画までしていないが、あくまでリアルタイムで放送を楽しんでいる。ただビデオデッキでさえ、ウチのおふくろには敷居が高いのかもしれない。
そんな家族の経緯もあって、昨夜から「冬のソナタ」完全版が始まって観ている。観ていて判ったのは、多くの熟年女性にとって今の日本のドラマは合わないのだなぁという事。物語はクラシカルで、登場人物の設定もシンプル。もちろんシンプルさを掛け合わせて人間関係を形成。ある記事で大映テレビのドラマと対比していたが、ドラマチック=劇的が演出の背景に感じる。物語、そして画の劇的さ。しかも観てれば、優しいイケメン俳優がついてくる。これは女性を惹きつける上で大きなアドバンテージだ。
話を『AV機器』に戻そう。ヨン様ブームにすぐ飛びついたソニー。ハンディカム、サイバーショットと彼をCMに起用。さすがにPSPはその必要がないが、スパイダーマン一人だけではソニーの屋台骨は支えきれない。今のソニーには問題が山積。プラズマテレビ撤退のニュースの一方、ブルーレイもけっして楽観できる状況と言えない。確かに勝者とならなかったが、ベータの時のソニーには見えない、底知れない力があった。それならブルーレイ、さらにどうせだったら「冬ソナ」のパッケージソフトもアリなのでは。何しろ愛は盲目、財布のヒモまで緩ませる力がある...
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