2017/03/12

「テレ東ロス」まであと二週間...

あと二週間でテレビ東京が観られなくなる。正確に言うとリアルタイムでテレ東が観られなくなる。世間では昨年来「真田丸」「逃げ恥」等のロスが言われているが、個人的最大級のロスは「テレ東ロス」だ。

詳しく書くと「静岡県東部のケーブルテレビが2017年3月31日をもってテレビ東京の配信を止める。正確にいうとテレ東の区域外再放送が停止される。他の在京キー局の区域外再放送は地上アナログ放送停波に遅れ、2014年7月24日をもって地デジ配信も停止された。ただし静岡県はテレ東の系列局を持たないため、延期措置が取られた。それが2017年3月31日まで」(以上、2015年3月14日のブログより引用)という事。

未だ静岡県東部のケーブルテレビのHPではその事が書かれていないが、たぶん実行されると思う。20年以上テレ東生活が浸透した身として「テレ東」ロスは非常に痛い。

ティーバーを含めた無料配信が増えたものの、依然テレ東の番組は少ない。前回も触れたが、基本的にテレ東は同局がネットされていない地方局に番組を売る事を重要視している。だから静岡県ではテレ東コンテンツ同士が裏番組になる事は当たり前だ。

最近気づいたのだが、Amazonプライムなら配信でテレ東のドラマを観る事ができる。ドラマ24シリーズのラインナップも多い。あくまで観るだけならと限定的だが、それでも観られるだけマシ。とりあえずAmazonのFire Stickの新型を予約した。運が良ければ地方局やBSジャパンで観られるだろう。それなら直接受信で録画もできる。春から新シリーズが始まる「孤独のグルメ」や「釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助」も。早ければ数ヶ月を要するだろうけど。

子供にはオワコンと化した「妖怪ウォッチ」より今や「ポケモン」の方が重要になった。ただ半年遅れの「妖怪ウォッチ」に比べ、「ポケモン」は2週間遅れで済んでいる。子供は「ポケモンの家あつまる?」も含めて楽しみにしているが、こちらも遅れは許容範囲みたい。

問題はバラエティーだ。大好きな実験枠の月曜深夜はまず無理。レギュラー化されたゴールデン、プライムタイムは運が良ければ二週間から一ヶ月後。ただほとんどの場合は半年。「土曜スペシャル」や「日曜ビッグバラエティ」は短縮版なら全ての番組ではないが、運が良ければ数週間後に観られる。観られなければ諦めるだけ。それは今までと変わらない。

将来的に期待したいのはネット同時配信だ。最初はradikoと同じように地方重視で始めるだろうが、プレミアム扱いで在京キー局が観られるようになるはず。その時地上波はボーダレスとなる。radiko並みのタイムシフトや配信への録画機対応も希望したいが、言い出しっぺの総務省も今はまだ絵に描いた餅。

テレ東ロスの影響は4月1日の朝になってみないと判らない。

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2017/03/11

映画「野火」上映会 塚本晋也監督 登壇! トーク&サイン会へ行く

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今日は盟友N氏を誘い、富士市交流プラザで行われた映画「野火」上映会 塚本晋也監督 登壇! トーク&サイン会へ行ってきた。偶然、2ヶ月前の告知をTwitterで見てチケットを購入している。

主催はFuji映画館復活プロジェクト。そう、今富士市には映画館が一軒も無い。かつて駅前のデパート、富士パピーがあった頃、最上階が映画館だった(と思う)。沼津市で上映されない映画を遠征して観たものだ。メジャー作品ながらやはり沼津で上映されなかった「マトリックス・リローデッド」やシャマランの「サイン」はこちらで観た。いずれも評価が微妙な作品ではあったが、N氏とそんな事を思い出しながらロビーで談笑して開場を待った。

上映される映画「野火」は1959年、市川崑監督による映画化もされた作品。ただし今回はリメイクでなく、塚本監督が学生時代に読んだ原作に感銘を受け、その時から温めていた企画で2015年に映画化した。戦争世代の激減と風化、社会風潮に危惧し、強く内面に迫った市川版と異なり、本作は監督が原作に触発された、映画を通した戦場の追体験を目指しているという。

会場は200インチ強と思われるリアプロジェクション、音響はPAでの上映。画質はややプア、音響が勝った感じだが、自主上映のためにやむを得ないところ。フロントの音響だけでかなりの臨場感を出すのはホールの特性が活かされていたと思う。作品に込められた戦場のカオスを痛感できた。

第二次大戦末期、フィリピンに派兵された田村は残された部隊に居た。肺炎を患い、分隊と野戦病院を行き来するも居場所を失う田村。やがて部隊は襲撃を受け路頭に迷い、飢餓、孤独と焦燥が襲う。戦場の極限状態は心身共に田村を始めとする兵隊たちを追い込んで行くのだった。

とにかく凄まじい作品。色彩に圧倒されるも、それこそいつも(今も)変わらないもの、戦場との落差を物語る。そして同時に原作者大岡昇平が体験したであろう、モラル無き戦場の異常さが描かれていく。

なかでも見所は夜襲を受ける場面。このシーン、とても低予算とは思えない出来。ここでの衝撃は「プライベート・ライアン」のオープニングに双璧、画面から伝わる兵士たちの心痛は「硫黄島からの手紙」に並ぶ。人が形を変える瞬間、この追体験こそ塚本監督が意図するものだろう。

トークショーで明かされるが、フィリピンが舞台ながらも自主制作、低予算のために本場はスタッフ6人(実質4人)での撮影、あとは沖縄と群馬に近い埼玉の山奥という映画という魔術による一体感。自主制作映画出身の塚本監督らしい手腕が光る。冒頭でユーモアに感じるカットも、実は少人数撮影の名残と知る。

監督が実感したという戦争経験者の激減。映画化以前、取材したフィリピン出兵者が映画完成を待たずに逝かれている事からも判る。彼らとのエピソードや真摯に答える塚本監督の姿に感激した。トークショー後にパンフレットへサインをもらい、映画共々良い時間を過ごさせてもらいました。本作は監督自身の思いだけでなく、戦後世代である我々へのメッセージに溢れた映画でした。

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2017/03/05

「N-BOXカスタム」とディーラー

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フィットシャトルが車検という事で代車に「N-BOXカスタム」を借りた。グリルを強調したエクステリア、インテリアは洗練されたインパネ。ただ純正ナビ(代車ゆえ現行では無いだろうが)の画面は相変わらず貧弱。

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室内の広さはナカナカの物。背の高さを含め、目線の高さは前を走っていたノア/ボクシーと大差無い気がする。左方の死角は特殊ミラーで確保。それ故の運転のし易さ、アドバンテージを感じるが、あまり乗り心地は良くない。サスの跳ね返りが大きく、長距離には向かないからだ。高速ならまだしも下道の通勤ではダメ。特に片道30km以上の通勤には…。

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「カスタム」はターボを搭載。軽らしからぬ坂道を駆け上がる力強さも感じる。ここだけはホンダの強み。

背の高さから来る広さ、後席の余裕もあるが、あくまで荷室は後席の前後位置次第。後席の座り心地はソリオに比べイマイチかなぁと思う。足回り共々、近距離で街乗り仕様なのだろう。

総合評価:見立てはホンダらしいパッケージング。軽としてはパワフル、街乗りには丁度いいが、長距離では足回りの(コスト的な)調整不足を感じた。

そんなこんなで長距離の会社帰り、ディーラーで車検の清算を始めたところ、取りに行く当日昼の時点で念押し確認した金額と違う。しかも一万円以上の増額。安サラリーマン、現金支払いのため、仕事中も含め裸で金を持ち歩いていた上での増額は痛い。偶然手持ちがあったから足せたのだが、念押しした上でのディーラーのいい加減さに腹が立った。このディーラー、毎度何かしらをやらかす前科持ち。

しかも翌日、ドライブレコーダーの電源ケーブルが抜かれていたのに気がついた。車検のために外したのだろうが、元に戻すなり、または「外してあります」と言う事はできたはず。もし事故が起きていたら、何のためのドライブレコーダーなのだろう。ディーラーの安全意識の差、これまでの点検や今回の車検自体に不安が募ってきた。

そんな話を会社に来ているある業者さんと話していたら、激しく同意された。その方はホンダ車の一連のリコール対応(あのエアバッグ絡み)でディーラーへ相談したが、ディーラー外で購入したという事で後回し(表立って言われた訳ではないが)。「週末土日は無理」と蔑ろにされたという。やむ得ずに平日に休みを取り、対応したとの事。しかも対象エアバッグが増える都度対応だよ。一度に済ませよっていうのが全ユーザーの本音。

他責だろうが、リコールってメーカー責任でしょ。本社、工場、店舗だろうが、その責任は同一なはず。魅力的な車作りに疑問の付く最近のホンダだが、ディーラーに対する不満も尽きない。フィット購入検討時も別店舗で高飛車な営業氏に閉口。結局ディーラーって他メーカーでも同じなのだろうか。もしそうならディーラーなんて要らないよ。それと次はホンダ車を買わないから。

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2017/03/04

「第89回アカデミー賞授賞式」を観る

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月曜日に行われた「第89回アカデミー賞授賞式」をWOWOWによる字幕付き全長版で観た。今までなら翌日朝からすぐに観始めるのだが、年初から異動してから朝が早くて時間が取れない。週末にまとめて観る事になった。加えて今回の最優秀作品賞発表での出来事はYahooニュースに載ってしまってネタバレ。ただ切り取られたニュースよりも、改めて冷静にその過程を追うと興味深かった。

盛り上がる「ラ・ラ・ランド」のスタッフ、キャストは壇上に集合、一人一人熱いコメントが繰り広げられる。そんな中、間も無くインカムを付けたスタッフが確認に近づき、後ろで説明している様子。これを受け、「ラ・ラ・ランド」のプロデューサーは事態を冷静に受け止め「ムーンライト」と書かれた紙を見せたのだ。こんな発表、東京スポーツ映画賞ならたけしお得意のボケに終わりそうだが、世界最高峰のオスカーとなると冗談では済まない。ただ受賞後のスピーチや記者会見に互いをリスペクトする両作スタッフが感動的であった。

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司会はコメディアンのジミー・キンメル。途中、交流のあるマット・デイモンを弄りつつ進行。ジミーだけでなく番組進行上のアナウンスまでも、主演男優賞のプレゼンターであるマットを弄る始末。あのリアクションを見ると事前打ち合わせ無しだったのかも。ただその直後、盟友ベン・アフレックの弟、ケイシーの名が呼ばれて帳消し。またケイシーのスピーチもなかなか味があって良かった。

今年のテーマは「影響力」だったそうで、セス・ローゲンが選んだのが「バック・トゥ・ザ・フューチャー」。間も無く会場ドルビー・シアターの壇上にはデロリアンが。しかも車から降りてきたのが、自動紐結び機能付のNIKEを履いたセスとマイケル・J・フォックス。興奮のセスにマイケルの冷静なスピーチ。そしてプレゼンターへというのが今年の演出の一つだった。

またハリウッドバックステージツアーをダシにファン軍団が授賞式と知らずに乱入。エマ・ストーン、ライアン・ゴスリングにメリル・ストリープのいい人っぷり。デンゼル・ワシントンに至っては新婚黒人夫婦の立会人としてセルフィーに収まる始末。そのやり取りも可笑しかった。

さてここ数年作品賞候補が増え、今年は9作という多さながら小粒。下馬評は「ラ・ラ・ランド」一色。しかしながら監督賞、主演女優賞等、6部門を受賞まで。ただ個人的にデイミアン・チャゼル監督の最年少受賞は興味深い。実際、色彩溢れた流麗な音楽映画を作る手腕は素晴らしかったからだ。

もちろん授賞式で紹介された映像から、最優秀作品賞の「ムーンライト」に復活メル・ギブソン監督の「ハクソー・リッジ」、そしてケイシー・アフレック主演、マット・デイモン製作の「マンチェスター・バイ・ザ・シー」は是非観てみたいと思わせた。

授賞式中、プレゼンターや受賞者からのトランプ大統領、政治へのコメントが注目されたが、”過大評価”なメリル・ストリープを弄るジミー・キンメルもあくまで最小限に留め、むしろ大統領のアカウントへリツイートする可笑しさがあった。これにリプライするようならトランプも面白い奴なのに。

やっぱり最優秀外国語映画賞のイラン人アスガー・ファルハディ監督の欠席による抗議のように静かなる対応の方が強い。ただハリウッドの政治への影響力の限界も言われるが、別にいいんじゃないだろうか。ハリウッドが戦う姿は一種の伝統なのだから。それに視聴率低調と言われるが、やっぱり毎年アカデミー賞授賞式は面白い。ギャラでいけば、授賞式は充分にハリウッド大作なのだから。

<追伸>
WOWOWで放送された本国版のエンドロール、そのBGMが布袋寅泰の「新仁義なき戦いのテーマ」(BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY)だった。「キル・ビル」や「トランスフォーマー」でも使われた楽曲だが、何となく日本人として嬉しくなった。

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2017/02/26

「ラ・ラ・ランド」を観る

今日は一人でデイミアン・チャゼル監督作品「ラ・ラ・ランド」を観てきた。前作「セッション」を大絶賛した身として本作の鑑賞は欠かせない。そして中身はハリウッドの王道を行くミュージカル映画であり音楽映画であった。

ニアは女優の卵、バイトの傍でオーディション突破に励む。そんな彼女が店の前でセバスチャンの弾くピアノ演奏に心を掴まれる。二人の距離が近づくのは時間の問題だった。ニアは女優を、セバスチャンはジャズの道を目指しつつ関係を深めていく。

長回しによる冒頭のハイウェイ、高架のシーンから圧巻。出演者の衣服、車に至るまで色彩設計も含めて緻密に計算されている。ジャズバーのシーンでは「セッション」と同じ茶系を踏襲も、それ以外では色彩豊かで観ているだけで楽しい。これ程に色が溢れている映画は「ディック・トレイシー」以来でないか。これを100%以上で上映できる映画館は国内でも数少ないだろう。加えてシネマスコープ、テクニカラーとかつてのハリウッド大作を思わせる演出である。

音楽再生においてもそれを強く感じる。「セッション」同様、ジャズクラブのシーンが心地いい。それだけでなくミュージカルシークエンスでもメリハリがあり、なかなかの包囲感。そういえば劇中、「サラウンド」のウンチクがあったが、監督もそういった点でオタクなのかもしれない。

物語は王道の上を行く王道であり、監督なりの映画へのオマージュに溢れている。アメリカン・ドリームに恋愛、そして音楽。ハリウッドでもここまで音楽を撮れる映画監督はいない。また緊迫感溢れた「セッション」と異なるベクトルながら、音楽映画という軸はブレていない。映画としての好みなら明らかに前作だが、エンドロールではこの映画の音楽に聴き惚れてしまった。同様に計算されたダンスシーンも素晴らしい。

問題を強いて挙げれば、日本人にとってミュージカル映画は大きな壁であるが、加えて字幕(を読む事)がその楽しさをスポイルする。やはり本作は「ラ・ラ・ランド」でなく、「LA LA LAND」なんだね。慣れた映画ファンなら一瞬読みつつ画面に没入できるが、普通の人ならそうはいかない。本作での楽曲、歌詞の意味は物語に沿っているため、画面から楽しんだ方がいいだろう。語学の壁のない人なら本作をより楽しめる。

映画としてはライアン・ゴスリングとエマ・ストーンによる映画。オスカー候補も納得できる。ちなみにあのJ.K.シモンズでさえ添え物扱いとなった。歌とダンスに演奏と二人への感情移入がカギであり、ラストシーンで見つめ合う表情が堪らない。「セッション」同様、今回の作品でもラストシーンにしてやられた。

若き才能デイミアン・チャゼル監督はやっぱり天才だった。近々サントラもスコア集、歌曲集共に買ってしまうだろう。明日のアカデミー賞授賞式が楽しみだ。

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2017/02/25

パナソニックブルーレイレコーダDMR-BRG2020へ乗り換える

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ブルーレイレコーダーをパナソニックDMR-BW850からDMR-BRG2020へ乗り換えた。ただBW850は地上波専用で残し、BRG2020を追加した形。おかげで発売8年の差から機能的に大きなアドバンテージを得た。そのメリットは大容量ハードディスク(BW850:500GB/BRG2020:2TB)と最大6チャンネル同時録画だ。その恩恵は計り知れない。

BW850の場合、最大2チャンネルを同時録画予約までだったのが、BRG2020ではB–CASカードが2枚挿せるようになり最大6チャンネルに増えた事。スロット2の3チャンネルは録画専用。スロット1の3チャンネルは従来通り追っかけ再生可であるため、リアルタイム視聴のあり得る有料放送(グリーンチャンネル等)を契約しているカードはこちらに挿した。ハードディスク容量のある今のうちはいくら録っても足らなくはならないだろう。しかもDRから他モードへの変換も順次自動実行される。

視聴は繋いだテレビだけでなく、タブレットやスマホからも可能。今や当たり前の機能だ。BW850で外部視聴するには手持ちではPCを使った他社製ソフト(TVStation link)だけだったが、無料アプリで利用できて選択肢が増えた。しかも出先でも視聴できる。録画番組以外にもチューナーを外部利用できるのが嬉しい。

録画持ち出しも可能だが、転送に時間が掛かるために個人的には微妙。またBW850では録画番組を字幕呼び出しするのがDRモード以外不可能だったが、BRG2020ではどの他の録画モードでも可能となった。年のせいか、字幕に頼る事が多いのでこれは助かる。

ディーガ使いにとっては慣れているリモコンの使い勝手、ブラインドタッチで操作がほぼ可能。編集もほぼ変わらない。一方で退化した点もあった。それが自動チャプター機能だ。チャプターが地上波、BS等でCM直前直後を利用して入るが、BW850に対してBRG2020では入り方が甘くなった。しかも漏れが多い。視聴者的にはCMカットする上で重要な機能だが、メーカー的には広告の面でデメリットとなる。とはいえ、残念だ。

なお某家電量販店でDMR-BRG2020を下見した際に在庫無しと言われ、若い店員にこちらが安いと全録タイプのDMR-BRX2020を勧められた。だが全録なりの使い難さやハードディスクの故障リスクもあり、買う気は無かった。「それなら追加保証に入れば?」ってどういうセールストークしてるんだか。

総じてパナソニックBRG2020に関しては満足している。ただそれよりマックロードF70(NV-F70)をかつて一緒に買ったKD氏と、約29年を経て同じ機種のレコーダを買う事になる偶然が何とも可笑しい。

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2017/02/18

「サバイバルファミリー」を観る

今日は一人で矢口史靖監督最新作「サバイバルファミリー」を観てきた。矢口監督といえば劇場で観た「ウォーターボーイズ」に感動、佳作も多くハマる作品が多い。これまでも着眼点、プロットの面白さが光る。そして本作では未曾有の状況下で助け合い生きていく家族の姿を描く。

現代の東京。ある朝、起こった停電に戸惑う鈴木家。車も動かず、交通機関は麻痺。会社、学校に向かうも社会は機能していなかった。数日後、衣食住に限界を感じた彼らは父義之の得た情報から家族4人、自転車で大阪へ向かうのだった。

3.11から6年。あの時の教訓を忘れ、あの時以上に様々な物、情報への依存が進んだ気がする。まさに冒頭の鈴木家の描写がそれを物語る。一見満たされた生活だが、会社や学校、社会に忙殺され、家族は繋がりを失いつつある。「サバイバルファミリー」というタイトル、矢口監督作らしいコメディながら、生きていくための力強さ、家族の再生がテーマである。

そんな鈴木家の人々に感情移入しつつ、今我が身に起きたらと鑑賞前後に色々と考えさせられる。それも観る人の立場、環境によって異なるだろう。またこのプロットでハリウッド映画ならすぐに暴動となるが、本作ではそうならない。

単にパニックへ陥らず、日本人同士ならでは様々な助け合いもある。3.11を受けた日本映画の回答だ。矢口監督らしい鈴木家やその他の人々の描き方。大地康雄演じる田中さんとの出会いもいい。本作は同時に3.11以降の問題提起でもある。

なおこの作品を観る際は飲食はしない方がいい。BGMはここぞというところまで皆無。音響的には停電前後の環境音の違いも聴きどころ。鑑賞前に必ずケータイ、スマホの電源は切りましょう、我が経験を踏まえて。また停電下の描写なのに、テレビで観るとこの作品のありがたみは半減するだろう。是非本作は劇場で観られたし。

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2017/02/12

「山田孝之のカンヌ映画祭」を見始める

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金曜深夜のテレビ東京1月の改変以降、ドラマ24「バイプレイヤーズ」の後は「山田孝之のカンヌ映画祭」だ。一昨年放送された「山田孝之の東京都北区赤羽」の姉妹編のようなタイトルだが、今回の内容はタイトル通りに山田孝之自身がカンヌ映画祭、パルムドールを狙うというもの。観る人を選ぶ番組である事は間違いない。

映画ファンにとってはカンヌもパルムドールも既知の存在。日本映画界での存在感から考えれば、山田が世界を目指すのは当然に思えなくも無い。そんな彼の情熱と無知(天然?)な部分が赤裸々に描かれていく。そして彼を支えるのは日本映画界の一流スタッフ。しかも主演に国民的人気若手女優を据える一方、山田自らは出演せずに企画・プロデュースへ回るという。ただそれ故に資金集めに苦労する姿も描かれる。

そんな今週は第6回。脚本作りにカンヌへ飛んだ山田と山下敦弘監督が、引き続き更なる人脈作りにフランス映画人と対面する。前回、監督作「もらとりあむタマ子」を評価され気を良くした山下が可笑しかったが、今回は山田と山下のカンヌへの本気度が試される姿が描かれる。

カンヌへのフランス映画人の想いと情熱、映画の奥深さ、アナログへの回帰に同感。一から映画作りを進めていく「山田孝之のカンヌ映画祭」は映画ファンにとって最高に面白いドキュメンタリー(今のところモキュメンタリーっぽさは無い)だ。ちなみに今回登場したディミトリさんの映画「キャノンボール」のTシャツが非常に気になったけど。

第6回の後半戦。帰国した彼らが向かうのは、日本におけるカンヌ映画祭のラスボス、河瀬直美監督。好きな映画を撮っていたらカンヌと繋がったと諭す河瀬、パルムドールが欲しい山田との攻防が興味深い。そして次回、河瀬の下で山田は何を得るのか。第7回「山田孝之 覚醒する」が楽しみだ。


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2017/02/11

「この世界の片隅に」を観る

今日は今年劇場鑑賞4本目、「この世界の片隅に」を観てきた。2016年キネマ旬報日本映画ベスト・テン、読者ベスト・テン(日本映画)をダブル受賞。また先日、盟友N氏に人生ベストワンと言わしめた作品でもある。第二次大戦中の昭和、広島・呉を舞台にヒロインすずと家族、周囲の人々の姿を描いていく。

色薄みでパステルタッチ、優しさ溢れる画に住む生活、文化のリアリズムがこの作品の持ち味。徹底して画のリアリズムを追求した「君の名は。」とは対局的であるが、その先に人を描く事は変わらない。ただファンタジーだった「君の名は。」、創作ながら史実に沿った本作のスタンスは大きく、両者の描く”救い"も大きく違う。

本作を左翼的だと、単に反戦映画と考えるのは早計だと思う。ヒロインの住む時代が戦中であって、大半は彼女の生活感が描かれていく。相手を知らずに嫁に行ったり、嫁小姑の関係があったりと彼女の日常は時代性以外は何も変わらない。あくまでこの作品で描かれる戦争は北野作品で描かれる、日常に潜む狂気と同義だ。

そして我々の知る史実が彼らに迫る。そこで描かれる作品のテーマこそ「人間の当たり前」。そしてささやかな希望が、タイトル「この世界の片隅に」に込められている。

劇中、すずを演じるのんこと能年玲奈のハマりぶりを感じる事しきり。芸能界で本名ながら芸名を奪われたが、さぞ本作に救われただろう。クラウドファンディングで製作された通り、エンドロールに流れる沢山の方々の後押しも感慨深い。

何度も観るようなエンターテイメント性は無いが、人を描いている点はかつての日本映画のように日本映画らしい。そして日本人だからこその感慨がある。是非劇場でこの作品に触れて欲しい。

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2017/01/29

「ドクター・ストレンジ」を観る

今日はベネディクト・カンバーバッチ主演、マーベル・シネマティック・ユニバース最新作「ドクター・ストレンジ」を観てきた。瀕死の重傷を負い、手の自由を奪われた天才神経外科医ストレンジが、師となるエンシェント・ワンの指導を受け魔術師となって悪と戦う。

まるでマーベル版ハリー・ポッターのような雰囲気だが、遠に誕生が古い原作だ。だが洗練された映像と相まってテンポ良く見せる。時に「マトリックス」であり、「インセプション」を想起させるが、先駆者としては今回の映像化で面目躍如といったところだろう。また映像として具体化した点も凄い。映像デザイナーや監督はどんな頭の中身をしているのか。

傲慢さのあった主人公が修行と師を通して目覚める姿が描かれるが、感心したのはそれだけに留まらない事だ。原作の先見性に感嘆する。物の見方、考え方に宗教観、真面目に捉えたのが先日観た「沈黙ーサイレンスー」だと思うが、本作にもその共通性を感じずにいらせない。またテーマ的にも「マトリックス」シリーズとの共通項を感じる。しかも本作一編だけなのだから凄い。

カンバーバッチによるヒーロー像は意外にあっており、アクション、映像的にも興味深い。今や旬な悪役マッツ・ミケルセンも凄みある表情で登場。ヒロインのレイチェル・マクアダムスも好き。本作に限らず次々と高レベルの作品を繰り出すマーベルは、DCに対し明らかに上手。おなじみカメオ出演、御大スタン・リーの表情も明るい。圧倒的なビジュアルに本作なら3D版(字幕)やIMAX版もアリ、都会の人が羨ましい。オススメな一作だ。

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