2016/11/29

「君の名は。」を観る

 今日は大ヒット中の映画「君の名は。」を観てきた。前半は一見PV風でスタイリッシュ、後半は老若男女問わず物語に惹き込まれていくだろう。まさに平成のジュブナイル。

 飛騨の山中に住むみつはは都会への憧れを持つ女子高生。そんなある日、開いたノートに書かれた「お前は誰だ?」という一言。加えて親友たちにも昨日は他人のようだったと言われる始末。だが違ったのだ。東京に住む高校生、瀧と夢を見る間に心と体が入れ替わっていたのだ。やがてある出来事が二人の運命を別つのだった。

 この作品、ウケている理由が良く分かる。導入は若者向けながら、リアルで甘酸っぱく男女問わず主人公の二人に感情移入してしまう。自分が学生時代にリアルタイムで観た「時をかける少女」と同じ感慨に浸れる気がする。いやこの作品の方が門戸が広いかも。ただお年を召した方には少しスピーディー過ぎるかなぁ。でも劇場には結構そうした層も沢山いらっしゃった。さすがは今年最大のヒット作だ。

 この作品の物語、背景、生活感、何もかもとにかくリアルな画に驚かされる。アニメというとファン向けに媚びた演出、キャラが出てくるものだが、この作品は皆無。そこもいい。その中に日本風のキャラクターが生きている。とことんリアルだからSF調、根幹となる心身の入れ替わりに違和感はない。瀧がみつはになって目覚める仕草なんてまるで「転校生」のような、実はこの作品全体が大林宣彦作品のオマージュなのかもしれない。

 エピローグに向けて想像通りの展開に進んでいくが、観客にとって願望通りに進む事、それこそ新海誠監督の思惑なのだろう。やや長く感じるエピローグのエピソードもスパッと終わるエンドカットで清々しく思える。泣けるまでに至らなかったが、これだけ心を動かされたのだから満足度は高い。今の若い学生さんたちにはこの作品を観て刺激され、自らの青春を謳歌するような人生を歩んで欲しい、とオジサンは思う(苦笑)。

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2016/11/27

東京競馬場で「第36回ジャパンカップ」を生観戦する

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 今日は馬組合の面々と会うために東京競馬場を訪れた。午前10時着となるよう準備。いつも同様、組長は前乗りして朝から席をとっておいてくれた。本当に感謝以外の言葉はない。こちらもいつも通り、飲み物とお菓子の差し入れを用意させていただいた。

 ジャパンカップ当日は特にイベントらしきものが無かった。ただ昼、組長に誘われるままについていくと、谷桃子、津田麻莉奈、須田鷹雄という競馬界有名人のトークショーを観る事ができた。須田節の炸裂ぶりに思わず笑ってしまう。途中、須田さんはモニタに映る京都の雨のドカ降りに驚いていた様子だった。

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 あと4R2歳新馬戦ゴにールドシップの全妹が出走という事でパドックへ。須貝厩舎で鞍上は武豊。ただ結果は着外。牝馬のため、お兄さんに比べ線が細くこれからの馬だろう。とりあえず1勝上げて欲しい。

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 さて馬券の方は3R、一番人気マイネルスフェーンから的中、ただ安めでガミってしまう。昼休みを挟んでの7Rは1番枠の蛯名騎乗のステイゴールド産駒レッドローゼスから狙うが縦目。8Rは穴目でシメシメと思っていたトーセンラムセスが2番人気まで上がり、ワイド総流しでかつ人気サイドで再びガミる。9Rは見、10Rは福永騎乗の一番人気メートルダールが3着に惜敗したため、自信の馬連は撃沈。

 そしてメインであり最終レースのジャパンカップだ。実は馬体重的に狙い目だと思ったのはサウンズオブアースだった。今年馬券圏外だった時も馬体重で過去連対が無かったものだ。そして今回は506キロ。去年、今年の好調時、連対時と同じ。迷わず馬連とワイド総流しを賭ける。

 一方でダメだと思ったのは皐月賞馬ディーマジェスティ。連対を外した菊花賞は重め。そして今日も馬体重変わらず、しかも調教で遅れるという消える要素は揃っていた。

 判断がつかなかったのがキタサンブラックとルージュバック。いずれも連対馬体重の条件は満たしており、しかもペースが平均か、少し遅くなる程度なら馬券になりそう。これとゴールドアクターと怖いムーアのリアルスティールらだけ馬連を少し厚めに買っておいた。

 レースはキタサンがハナを切るとすぐに判るスローペース。武豊の逃げで誰も首に鈴を掛けにいけない。直線に入るまで明らかなセフティリードが築かれた。一方で4コーナー、外に出し易いよう位置取りに気をつけるデムーロが見えていた。後は「デムーロ!」と絶叫するだけだった。レース序盤まで写真を撮り続けるも、直線の攻防は観戦に切り替わっていた。ただキタサンとサウンズオブアースの着差は最後まで変わらずにゴールイン。3着に福永のシュヴァルグランが入った。

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 馬券的には東京のレースだけでいけばトントン。ジャパンカップ以外の負けが大き過ぎた。しかも京都の準メイン、メインも惨敗。トータルでは明らかな負けである。ただジャパンカップは馬券を取った大きな満足感に浸れた。

 とりあえず換金をすませると、表彰式の北島三郎、武豊の御両人を写真に納める。表彰式の後、「まつり」を唄ったのだろうか。東秀での反省会が控えているため、早々に東京競馬場を後にした。東秀では半チャーハンと半ラーメンのセットに中生ビールで組合員同士で乾杯。これで25年目?のジャパンカップ。早々に忘年会での再会を約束したのだった。

おしまい。

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2016/11/13

「ブラウン オーラルB プラチナ・ブラック7000」を買う

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 3週間前、歯科医院へ年一回の定期健診を受けた。今では会社で春に歯科健診があるため、年二度歯を診てもらっている事になる。人生自慢できるのは歯の事ぐらいと思う。親からもらった大事な体、特に歯についてはその思いが強い。毎日朝晩、人並みに歯を磨き、糸ようじ(ただこちらは毎日とはいかないが)でケア。ただそれでも磨き残しや歯石を指摘された。さぁどうしたものか。

 そんな帰り、妻と通いの電気店へ向かう。目に飛び込んできたのは電動歯ブラシだった。かねてから欲しいと思っていたアイテム。ピンキリながら機能を考えると高額品を選ぶ事になる。そんな中、ブラウン オーラルB プラチナ・ブラック7000が税込15,000円とあった。高いのか、安いのか。ただグレード的にはいい感じに思える。その場の勢いで購入に至った。ちなみに価格コムの最安値は税込21,300円(2016年11月12日現在)であり、結果お得な買い物となった。

 オーラルB プラチナ・ブラック7000の構成は駆動する本体、回転ブラシ、充電スタンド、携帯ケース、そしてスマートガイドと呼ばれる画面表示器。しかも本体はBluetoothを内蔵し、スマートガイド、スマホアプリで情報連携する。スマートガイド、スマホアプリ共にタイマーを持ち、歯磨き時間の把握が可能。基本、2分とし、プラス集中箇所を磨くよう設定できる。アプリはiPodに入れて詳細設定。磨き方はホワイトニングなど数種用意されていた。

 スマホアプリを使う時はBluetooth入かつアプリ起動必須。ただ2分のタイマー部分は時間表示だけでスマートガイド表示と大差ない。集中ケアになると口内の絵が出て、どこを磨くかを教えてくれる。ちょうど健診の後だったので集中ケアの箇所はそれに沿って設定。スマホアプリを使った歯磨きの見える化は一見中々のものに思えた…

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 ここからはダメなところ。まず本体とスマホアプリの連携は可能なものの、複数のスマホを区別できないため、アプリ側に家族全ての歯磨き履歴が表示されてしまう。もし個人データにこだわるなら、家族の履歴を削除しなければならない。

 また集中ケアもその箇所を覚えてしまえば、ガイドの必要性を失う。タイマーもスマートガイドがあれば事足りるし、それを見て集中ケアに移行すれば良い。最初のうちはアプリを面白がったが、今ではスマートガイド一本。ただ今後アプリもアップデートされ、機能が上がる可能性はあるが。

 ただ正直アプリの件は二の次。あくまで電動歯ブラシなのだ。ここからは良いところ。押し付け過ぎるとセンサーが反応、LEDが光り、力を掛けずに歯磨きができる。歯医者には1箇所30回以上と言われたが、普通の歯ブラシでは実際難しいので、回転ブラシは大きなアドバンテージだ。しかも歯磨きを短時間で効果的に済ませられるため、朝の忙しい中で強力な時短アイテムとなる。

 強いて問題を挙げれば、ブラシのコストだろう。普通の歯ブラシなら一本200円弱のところ、専用のブラシは3〜4倍の価格のようだ。ただ実際使ってみると、この歯ブラシの費用対効果は侮れない。糸ようじや歯間ブラシの併用は必須だが、電動歯ブラシは現代人の歯のケアに不可欠と言える。もちろんこの製品のCP(コストパフォーマンス)は高くオススメだ。

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2016/11/12

「聖戦士ダンバイン」を観る

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 アニマックスで9月末から3ヶ月に渡って放送された「聖戦士ダンバイン」(HDリマスター版)を観終えた。放送当時、中学生だった頃。実は通っていた塾か何かのせいで本作をリアルタイムで観ていない。最終回の内容を「アニメージュ」で知ったくらいだ。でもガンダム以降の富野作品、当時のプラモ熱から興味は離れなかった(主役機プラモの金型改修騒ぎ等々)。多分最後まで見通したのは今回が初めてだろう。そんな思いから、大人になった今改めて「聖戦士ダンバイン」を観てみた。

 真夜中、バイクを飛ばすショウ・ザマ。だが光と共にその場から消え失せた。フェラリオ シルキー・マウの力でバイストン・ウェルと呼ばれる異世界に引き込まれたのだ。呼び込んだ地上人のテクノロジーとオーラ力(ちから)を使い、バイストン・ウェル征服を狙うドレイク・ルフト。そんなドレイクに異を唱えるニー・ギブンらと共にショウは愛機オーラバトラー・ダンバインで戦いを挑む。

 「ガンダム」「イデオン」「ダンバイン」に共通するのは人の業の描き方。「Gのレコンギスタ」を観た時に感じた富野監督自ら「子供向け」という言葉に反して難解な側面。富野節と呼ばれる、その背伸びした感覚こそが富野作品の魅力なのである。視聴者である子供たちに対し、考えるよりも感じろといったところ。単純明快なストーリーや勧善懲悪でなく、人間関係や葛藤こそが皆生きていく命題だと知らせている気がする。その点で「聖戦士ダンバイン」のキャラクターたちは最後まで生き生きと描かれている。

 反面、世界観構築の難しさを露呈する。宮崎駿をライバル視して「ザブングル」で少年劇、「ダンバイン」でファンタジーを描いた当時。のちのインタビューで作家性で負けたと回顧している。世界観を突き通せなかったゆえ、いち早い地上編への展開や融和しきれなかったメカデザイン(世界観を代表した秀悦な初期のオーラバトラーデザインに反し、中期以降の戦艦、メカ類はイマイチ)、「ザブングル」に続く主役機交代等、テコ入れが目立つ。

 結果、富野監督は収益面の失敗から再び「ガンダム」を作らざる得なかった立場に追い込まれた。そんな裏事情を知った今だからこそ、「ダンバイン」にはその混乱が垣間見える。今やバンダイナムコグループ傘下のサンライズ、スタッフロールに位置する「原作矢立肇 富野由悠季」は今も優れたビジネスモデル。子供心に分からなかったが、作品作りの裏に親会社の姿が欠かせないのは周知の事実だから。

 30年以上経った今でも「聖戦士ダンバイン」における混乱、カオスは物語、裏事情共々魅了する。コレジャナイ感と言われたビルバインのデザインも好きだし、ショウが初めて地上に出ての東京上空のバトルにハイパー・ジェリル、チャム・ファウ、そしてナの国の女王シーラ・ラパーナ。「皆殺し」と揶揄される物語の収拾も嫌いじゃない。当時、内外のファンタジーを見聞していなかった富野監督ながら、よくできていると思う。のちの数々のスピンオフ登場も頷ける。

ショウ「シーラ・ラパーナ、浄化を!」
3ヶ月、全49話を通し、おかげで浄化されました。

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2016/11/11

「スター・トレック BEYOND」を観る

 今夜は久しぶりに劇場で映画、「スター・トレック BEYOND」を観てきた。前作まで手掛けたJ・J・エイブラムスは製作のみに回り、何と「ワイルド・スピード」シリーズのジャスティン・リンへ監督をバトンタッチ。この奇策が吉と出るか、凶と出るか、不安と期待を持って観始めたのだった。

 深宇宙への航海3年目を迎えるカーク。エイリアンとの和平交渉に臨むも失敗。間も無く物資補給に宇宙基地ヨークタウンを訪れたエンタープライズは謎の異星人の下、隕石群の先へ救助へ向かう。だが彼らには大きな罠が仕掛けられていた。謎の攻撃を受けたエンタープライズは大破し、ある惑星に不時着する。

 「宇宙、そこは最後のフロンティア」で始まるナレーションの通り、一貫して冒険譚を描いておりそこが「スター・トレック」らしい。冒頭の展開があまりにテンポがスピーディー過ぎてついていくのに苦労するが、惑星不時着以降はテレビシリーズを彷彿とさせる展開が待っている。未知の惑星での冒険ぶりがいいんだよね。エンタープライズのクルーたちも個性的な活躍を魅せる。

 本作でのジャスティン・リンらしさといえば、アクションとストーリーラインにおける緩急のつけ方かと思う。意外な程、彼と「スター・トレック」にミスマッチ感はない。中盤以降でいえば、タイトルのBEYOND通りに前二作を超える場面もある。アイテムの使い方もいい。特に最終決戦でのBGMが粋だ。久しぶりにビースティ・ボーイズのCDが借りたくなった。

 ハリウッド、リブート花盛りの中で健闘している「スター・トレック」。急逝したレナード・ニモイやオリジナルメンバーへのリスペクトも泣ける。三部作と言わず、まだまだ彼らの冒険を期待せずにいられない。

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2016/11/06

「スズキイグニス」に乗る

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 妻のソリオが定期点検だったため、スズキのディーラーを訪れた。点検ついでに試乗というのが恒例。今回乗ったのがうちのソリオと同じマイルドハイブリッド搭載(エンジン周りも同じ)のイグニス。試乗車は4WDが用意された。前回のアルトワークスのような事前予約は不要。ちなみに盟友N氏は既に試乗済みでイグニスを絶賛していた。

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 まずイグニスの第一印象はその外観からレトロ感ととるか、バタ臭さととるかで違う。個人的には、かつてのスズキフロンテ、そのオマージュとみているがどうだろうか。リアビューはその面影が残る。ただスズキの車で格好良さを感じる事はあまりないが、それも個性という事。

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 ちなみに試乗車のカラーリングは一言ダサい。金の下地に赤のラインはまるでモビルスーツ(もちろんオプションです)。どうせフロンテをイメージするなら、一色で渋く決めたいところ。内装も色のアクセントを入れているが、ドアは白地が主のパネルで商用車っぽい。汚れが目立つ感じはペケだが、あえて狙っているのだろうか。

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 操作性は現行ソリオと同じ。ハイブリッド車向けの情報画面もほぼ同じ。ただ設定のせいなのか、アイドリングストップに入ると、稼働時間画面に切り替わり積算表示となる。個人的には燃費画面の方が有用だと思う。スピードメーターは黒の下地に白文字で見易い。ただ時速の切り方で0キロを真下に配置したのはペケ。市街地での利用域を考えれば、0キロの位置は真下より少し角度をつけて左下にすべき。

 ハンドルは細くやや軽め。ただそれも慣れだろう。乗ってのボディサイズ感はソリオよりもひと回り小さめで腰高。目線も高い。シートのホールド感と相まって一体感を演出する。アクセルの出だしはややナーバスな気がしたが、まもなくそれも気にならなくなった。

 約30分、14キロ弱の小ドライブへ。間近には日本屈指のワインディングロードがあるが、その入り口付近まで往復する。市街地から登り道に入ると4WDらしく力強い走りを感じる。繰り返されるカーブでも安定。これは楽しい。小さいボディサイズで剛性もありそう。戻り時間を考えて途上で折り返してしまったが、それも惜しいほど。下りもいい。市街地でもキビキビ走るし、見た目に反して中身は一流。これも一つの個性。ちなみにディーラーに戻る際、その味わいに痺れたせいか店を追い越してしまった。赤信号を利してUターンで戻る。

 ちなみに燃費計の数字は16キロ。ソリオを満タン法で見た時にあまり差がなかったので、スズキの燃費計は案外当たっているのではと思う。所持するフィットシャトルハイブリッドとどっこいの燃費ならこのイグニスも十分にアリだ。というより、4WD、ハイブリッドで楽しいという点からイグニスはアリ。狙うならデュアルカメラブレーキサポートの付くセーフティパッケージでしょ。フィットはいくらで買い取ってもらえるだろうかと夢想。

 渋過ぎるルックスゆえリセールバリューは期待できないが、乗り潰す気ならアリ。いや勿体無い。でもいいよイグニスは。持ち帰ったパンフレットが眩しい。

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2016/10/23

「モンスターズ/地球外生命体」を観る

 WOWOWで録ってあった「モンスターズ/地球外生命体」を観た。ハリウッド版「Godzilla」をヒットさせたギャレス・エドワーズが監督を手掛けるきっかけを掴んだ一作。

 6年前、NASAの探査機が捕獲したサンプルごとメキシコ上空で大破。間も無くサンプルから生物は増殖、メキシコの半分が危険地帯として隔離された。メキシコに滞在中のカメラマンのコールダーは、新聞社の令嬢サマンサを助け出すよう命を受けたのだった。彼らはアメリカとの国境への脱出を試みる。

 本作は94分の小編。しかも物語の大半が僅かな状況説明と積み上げ、主人公二人のセリフのやり取り。怪物との対峙は「クローバーフィールド/HAKAISHA」で確立されたチョイ見せ手法の踏襲。ここぞというところにVFXを注力した如何にも低予算な作り。しかし作品、画面の醸す雰囲気はB級に非らず。その点が「Godzilla」監督起用の理由なのだろう。無駄に人物描写に重きを置いた点もギャレス版「Godzilla」との共通点に思える。

 ただその人間描写が邪魔でビジュアル以外、怪物の怖さが伝わらない。これで終り?というようなオチも好みでない。ギャレス版「Godzilla」はゴジラの持つアイデンティティーに助けられたが、ゴジラで無かったら間が保たない作品だった。その原点たる本作も話のタネに一度観るにはいいが、二度観る事はあるまい。ちなみに連続放送された続編は監督も替わったし観る前に消去した。さてギャレス監督の次作SWスピンオフは如何に料理されるのだろうか。

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2016/10/15

「ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years」を観る

 今夜は一人で「ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years」を観てきた。オスカー監督でもあるロン・ハワードがビートルズの資料映像と共に、最も多忙だったライブ活動の時期に迫ったドキュメンタリー。映画タイトルとなる「EIGHT DAYS A WEEK」はまさに言い得た彼らの楽曲タイトルでもある。

 本作は62年のライブ活動から世界へ乗り出す彼らの姿からスタート。盟友でもあるブライアン・エプスタインとの出会いから洗練されたミュージシャン、アイドルとして席巻。フィルムから伝わる想像を超えた熱気、熱狂ぶりは、60年代を共に過ごした方には堪らないだろう。ビートルズのドキュメンタリーというと解散を巡る内容が多いが、本作はライブを楽しむ初期の彼らが中心であり、その切り口は新しい。

 特にライブパフォーマンスでのレノン=マッカートニーに惹かれる。一つのマイクを二人でハモる姿(ジョージとポールの場合も然り、同じ右利きならそうはいかない)は、まるでポールのギターが左利きである必然性を感じる。ただ冒頭から4人の運命共同体ぶりがあるからこそ、ラストパフォーマンスとなるアップルレコードの屋上で爽快な表情の反面、何処となく物悲しく見えてしまう。

 個人的にはジョージの台頭するビートルズ後期が好きなので、彼のフィーチャーが少ないのは残念。ただ生前、回顧するインタビューや彼のパフォーマンスが見れた事は嬉しい。またアビーロードスタジオでのレコーディング映像や秘話が見られ、とても興味深かった。それにしても名プロデューサー、ジョージ・マーティンの前職には驚かされる。

 本作では世界中で行なったパフォーマンス、言動、オフショット、出来事と数々の証言から当時の影響力が語られていく。ちなみに日本での武道館ライブのエピソードは当時帯同した浅井慎平氏。熱気の裏で国内の混乱、自身のビートルズ観は当時の日本人の戸惑いでもあろう。ただ本作の主役はあくまでもビートルズのパフォーマンスであり、映画館の大画面に負けない。ファンなら必見、キャッチーな楽曲と共に彼らは永遠だ。

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2016/10/08

「ジェイソン・ボーン」を観る

 今夜は盟友N氏と「ジェイソン・ボーン」を観てきた。「ボーン」シリーズ9年ぶりにして最新作。ただ一度完結した三部作の後、本作でのボーンの動因とは。CMのコピーでは新章と挙げているが、新三部作となるような作りになっていないので注意。たぶん色々な事情で一作限りの再登板という事なのだろう。

 自らの記憶を取り戻し、トレッド・ストーン、ブラック・ブライアーとCIAの陰謀を暴いてから数年。ボーンは自らの存在を隠し、世界に潜んでいた。一方、かつての同僚ニッキーはCIAを離れ、ボーンの所在を捜すと共に、彼に隠されたもう一つの秘密に辿り着こうとしていた。そしてニッキーはボーンの居るアテネに現れる。

 「ボーン」シリーズらしく手持ちカメラを多用し、動きの速いアクションシーンを演出。ただこれまでの三部作のように、作品のたびに進化する事を本作では感じなかった。息を呑むようなシーンも無く、とにかくアクションの連続に終始。ド派手な最後のカーアクションも然り。お金は掛かっているが、見せ場として「アルティメイタム」のクライマックスにあったカタルシスには及ばない。

 物語も三部作で伏線も含めて出尽くした感がある。記憶を取り戻したボーンに欠けたエピソードとなれば、本作でやれる事は限られる。ただスノーデン事件を反映させたCIAの陰謀を絡め、ギリシャでのスト等、世界情勢を反映させ、物語はスピーディーに展開。その点で観客を最後まで飽きさせないのはこのシリーズらしい。それにしてもこのシリーズは女性キャラの扱いが実に冷たい。

 本作で好きなのは三部作に共通するラストシーン。観客の裏をかくような展開を用意し、そしてMobyの「Extream Way」が流れてトドメを刺す。このシリーズの好きなところだ。007と違うこの毒っ気が「ボーン」シリーズの魅力かと思う。

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2016/10/03

第95回凱旋門賞を振り返る

 どうにか寝落ちせず10時半を迎えた頃、フジテレビの中継ではユーイチ騎手が解説。蒼白な表情は気のせいか。見てられなくてグリーンチャンネルに変えたら武豊騎手が出ていた。こちらのほうがいろんな意味で安心して見られる。パドックで周回を終えた各馬が馬場入り。しきりにMCが馬券締め切りが11時1分と繰り返す。寝落ちする前に買ったのはポストポンドとファウンドからの三連複総流しとファウンドからのワイド総流し。ファウンドを選んだのは凱旋門賞で牝馬が有利な事、そして鞍上ムーアに尽きる。

 レースは終始緩みのないペースに外枠が祟ったマカヒキ。ポストポンドも先団につける。うちに潜んだファウンドは中団からコーナーに差し掛かる辺りから進出。直線では先頭に立つ勢いだった。先行してペースを作った一頭だったハイランドリール、オーダーオブセントジョージが迫る中、ファウンドはゴールを突き抜けていた。ハイペースに2:23.61の速い勝ちタイムはスピードだけでなくスタミナを要求した事を物語る。スピードの勝ったマカヒキには未経験で展開共々不向きなレースとなった。

 これまでなら海外のレースを観ていて純粋に日本馬の応援に徹していた。しかしそのレースの馬券を買うとなれば話は違う。最後の直線で立つファウンドを見て「そのまま!」と叫んでいた。妻に「マカヒキじゃないの?」と言われたが、心はここに在らず。ゴール後は2、3着によるワイドの配当ばかり気になっていた。ただスピード決着だったからか、ポストポンドが残らなかったのは残念。三連複も当てたかったが、欲を言えばキリがない。

 今は初めての海外競馬の馬券を当てられて嬉しい。かつて地の利が通用しなかった頃のジャパンカップのような競馬。というより、1頭を除けば皆外国馬。言うなれば逆ジャパンカップ状態。これまでの馬券購入とは違った感覚、経験である。41億円の売り上げがあったそうだが、購入した競馬ファンは同じ思いだろう。なお年末に向けメルボルンC、香港と続くとの事。果たして秋のGIシリーズが終わるまで財布の中身が保つだろうか。

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