競馬初心者のための小ネタ「兄弟、姉妹、そしてちょっとだけ血統の話」
先日、日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」は最終話を迎えました。原作を読んでいたものの、だいぶ忘れていたために新鮮な形でクライマックスを楽しむ事ができました。それはロイヤルファミリーとあるダークホースの一騎打ちです。
有馬記念を一騎打ちした馬たちの共通点、それは父がロイヤルホープだという事です。人間でいえば、この2頭を兄弟と呼びたくなりますが、彼らはそうではありません。あくまでロイヤルホープ産駒と呼ぶ事以外、競馬の世界では彼らを兄弟と呼ぶ事は無いのです。
そもそも人気種牡馬は年間100頭以上に及ぶ種付を行うため、もし人間と同じ兄弟関係を求めると種付、誕生した数だけ兄弟になってしまいます。そのため競馬の世界では同じ母親の子供だけに兄弟関係が成立するのです。
ちなみに同じ父親の場合は全兄、全弟、父親が異なる場合は半兄、半弟と呼びます。牝馬の兄弟の場合も同様で全姉、全妹、半姉、半妹となっています。競馬の世界は血統が重視されますが、同じ母親から生まれ、兄姉が活躍した弟、妹が注目されるのはそうした理由があります。
全兄弟で最も有名なのがビワハヤヒデ、ナリタブライアン。2頭はパシフィカスを母親に持ちます。ビワハヤヒデは父シャルードを身籠ったまま輸入された母親パシフィカスが日本で生みました。そして日本でブライアンズタイムを種付してナリタブライアンが誕生しました。
彼らの活躍は皆さんご存知の通りです。ただこの2頭は兄弟と言いつつ、オーナーの違いで名前に共通性はありません。そこが何とも日本的です。
面白いのがオルフェーヴルとゴールドシップです。もちろん2頭は兄弟でありません。しかし同じステイゴールドを父親に持ち、母の父は同じメジロマックイーン。2頭の血統表の4分の3は同じなのです。血統を突き詰め、このような配合が生まれるのも競馬の奥深さだと思います。
※血統表はJRA-VANソフト TARGET FRONTIER JVを使用しました。



















































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