2020/04/04

コロナと中央競馬

無観客で続けられている日本の競馬。世界的に開催休止している中、稀有な立場。しかし中央競馬、JRA職員の感染とその濃厚接触者(接触の疑いとの事)3騎手の検査、週末乗り替わりが伝えられた。関係者の接触禁止等の対策を打ってきたJRAだが、国内でコロナ感染が拡大する中、その猛威から逃れられなかった。

今週の中央競馬は開催するというが、先はわからない。一般的に考えれば、次なる感染者が出てくれば、いやそれ以前に来週以降の開催中止もありうる。しかしJRAは農林水産省の外郭団体。JRA独自の判断だけで動く事はできない。国の顔色を見て、という事になる。

プロ野球やJリーグは連携し、開幕を繰り下げる事が決められている。NPBとJFAは国と独立した組織。既に感染者が出ており、国の顔色を伺いつつも世論、情勢を踏まえて判断していると思う。また年中開催される中央競馬と違ってシーズンオフがある事も幸い。

中央競馬にとって国の顔色を見て、となれば政府の取組とリンクしていくはず。現時点、国から緊急事態宣言は出されていない。JRAにとって一種の免罪符。だが開催を続ける事のメリット、デメリットはある。

メリットは馬券収入(インターネット投票のみ)、8,000頭近い現役馬の体調維持、そして競馬関係者雇用の確保。競馬関係者は牧場からトレセン、厩舎と多岐に渡り、物凄い数になるだろう。既に競馬場でサービス業(飲食、売店、馬券販売)に携わる方の仕事は無くなっている。

デメリットは最大上記のメリットを失う事。ただ感染拡大を止める意味で海外同様、一時的な中止はあっていい。二週間、トレセン内の感染状況をリセット。春のクラシックシーズンで番組の組み替えは難しいだろうが、NHKマイルやヴィクトリアMを中止ないし大幅に繰り下げ、主要G1を組み直す事はできる。できなかったら、なる様にしかならない。

しかし一番難しいのが騎手の確保。ただでさえ有力騎手中心に乗り分けされる今の中央競馬。騎手クラスターが発生したらそれだけで開催不能となる。調整ルームと呼ばれる開催宿舎は当然、対策が打たれていると思うが、先の3騎手次第で状況は変わる。一旦開催を中止し
感染状況をリセットすべきだ。

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2020/03/29

久々に「セガサターン」を遊んでみる

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実家でセガサターンを発掘、久しぶりに遊んでみた。ファミコン、スーファミ、初代プレイステーション、メガドライブとクラシックゲーム機がソフト込みで小型化復刻。先日もPCエンジンミニが発売された程。単なる懐古主義ではなく、今のゲームにない新鮮さはあると思う。

そんな流れで思いつき、休日に洗車あがりで子供とセガサターンを遊んでみたいなと。

箱から出したサターン、遊んでいた当時は窓越しに設置していたために変色。軍用色のオリーブドラブと化していた。問題はピックアップがCDを読むか否か。電源を入れるとショボいメニュー画面が現れた。そして時計を合わせろとの指示。ちなみにサターンの時計は1995年を指していた。
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最初に選んだゲームはデイトナUSA。ABCボタンのコントローラに手探りでプレイする息子。「でいと〜な〜」と鳴り響くBGM。ゲームシステムもすぐに理解し、クルマを壁やライバル車にぶつけつつゴールを目指す。

粗いポリゴン画像も熱中。息子曰く「マリオカートと違って、ぶつけて走るのが面白い」との事。でもテールトゥノーズで抜きつ抜かれつがデイトナ本来の醍醐味なのですが。

続いてはセガラリーチャンピオンシップ。ダート路でスライドさせながら走るのに苦労。何度か失敗するも最初のラウンドをゴール。ただアドバンテージが取れず、2ラウンド目で間も無く終了。自分もプレイしてみたが、何となくコースやダート路でのクルマの流し方も覚えていた。それだけ遊んでいたのだなぁと。

そして電脳戦機バーチャロン。息子曰く「ガンダムみたいなゲーム?」。だが実際は個体差、特徴を活かしたロボット格闘バトル。最初はテムジンを使っていたが、ライデンへ乗り換えていた。今回プレイした3つのゲームの中で、息子の喰いつきが一番良かったかもしれない。スティックコントローラも持っていたが、行方不明が悔やまれる。

これ以外にも「バーチャコップ」をやろうとしたが、ご存知の通りにバーチャガンは液晶テレビに対応していない。ただ画面に向かって撃ってもリロードを繰り返すだけ。「バーチャファイター2 」は息子もPS3で「バーチャファイター5」をプレイしているだけに新鮮味はイマイチ。お互い同じキャラを選んでいるし。

サターンが動く事が確認でき満足。ホントは持って帰ろうと思ったが、このまま実家に置いておく事に。一種のタイムトリップ。実家でサターンをプレイするのが面白いから。サターンミニが出たら買うかわからないけど。

P.S.
実は数日前からデイトナUSAのゲームBGMが頭から離れなかった。iPhoneに入れてここ数日、運転BGMにしている。こりゃリアルデイトナUSAだなぁと。

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2020/03/21

「タッカー 4Kレストア版 [Blu-ray]」を観る

コロナ対策で久しぶりのソフト購入。「タッカー 4Kレストア版 [Blu-ray]」を買って観た。巨匠のタッグ、ジョージ・ルーカス製作総指揮、フランシス・フォード・コッポラ監督作品。第二次大戦後、夢の自動車作りに挑戦したプレストン・タッカーの人生を描く。

第二次大戦中、銃座製造で資金を得たタッカー。次は子供の頃からの夢、タッカー車構想を打ち出す。更なる資金調達、工場の確保、試作車製作と進めていくタッカーたちだったが、やがて自動車業界の大きな壁に阻まれる。

初見はレンタルビデオだったか。その後LD、輸入盤DVD(当時国内版未発売だったため)と購入した程に好きな作品。このたびゾートロープ謹製のレストアを受けブルーレイが発売された。巨匠のタッグ作ながらあまり注目されないゆえ、地上波やBS放送であまりお目にかかれない。でも好きな作品は欲しくなるのが人情。

ビッグ3に対抗する、経営者タッカーは必ずしも褒められたものではない。だがこの映画はそんな事を言いたいのでは無い。タッカーの先見性とその芽を摘もうとする構図、そこに疑問を投げ掛ける。しかもタッカーの先見性は今、我々が享受している安全性では無いか。当時のシートベルト不要の理由に絶句する。

ただコッポラはその重苦しい構図を40年代の軽快なテイストで描いていく。時代性や世界観を大事にするコッポラマジック。そこに「ゴッドファーザー」「地獄の黙示録」の姿はない。それでいて画作りのこだわりが随所に見られる。広角を活かしたショットも効果的だ。さすがアート、職人監督だと思う。特典映像でのコッポラ、ルーカスのインタビューはまさにその理由を裏付けていた。

ジェフ・ブリッジスは実在のタッカー氏に比べ細身だが、華のあって周りを惹きつける様を好演。名バイプレイヤーのジョアン・アレンはタッカーの妻を、若きクリスチャン・スレーターも息子役で出演。そして経営部分を支えるエイブ役、マーティン・ランドーの存在感が光る。

なおこのブルーレイ、画質は破綻なく30年前の映画に思えない。うちのブラビアKDL-42W802Aで観る限り、最新作には劣るものの大善戦。特に車の光沢、輝きが堪らない。この映画の主役はタッカー氏、タッカー車のダブルキャスト。きっとスクリーンサイズの大画面でも破綻はないだろう。

そして何よりこのサントラも持っているが、サックス奏者ジョー・ジャクソンによる音楽が心地いい。これまでのソフト化以上に音質が際立っている様にも思える。日本語吹替は95年の日本テレビ版。一部放送時カット部分が字幕対応で音はモノラルと質はかなり落ちる。当然、字幕版での鑑賞を薦める。
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2020/03/04

「地獄の黙示録 ファイナル・カット[IMAX版]」を観る

今日は「地獄の黙示録 ファイナル・カット[IMAX版]」を観てきた。ご存知フランシス・F・コッポラ監督による戦争映画。1979年カンヌ映画祭パルムドールを受賞。公開当時のCMでは「ワルキューレの騎行」と圧倒的なビジュアルで話題となった作品。今回2度目のリストレーションを受け、40年ぶりの劇場公開となった。

1969年ベトナム。ウィラード大尉は司令部の極秘命令を受ける。その命令とは軍を離れ、カンボジアで王国を築き私設軍を率いるカーツ大佐を殺す事。だがカーツを調べていくうちに自ら惹かれている事に気づく。だが戦時下のベトナム、河川を上る道中で様々な出来事、戦闘に出会すのだった。

これまでテレビで観る機会はあったものの、一度も全編通して見た事は無い。だからIMAX版の上映機会は1ヶ月前からとにかく待ち遠しかった。そんな本作、間違いなくこれまで観た戦争映画でNo.1。画面からこれでもかと思う程にお金が掛かっているのが伝わる。「ゴッドファーザー」同様、静と動の表現も見事だ。改めてこの作品はアートだと思う。

序盤はロバート・デュバル演じるキルゴア中佐が異彩を放つ。何しろ言動が力強くも頭のネジが外れたよう。この映画の変人No.1。だがこのネジの外れ具合こそ、ベトナム戦争ゆえの事。次々と繰り出されるエピソードに曖昧さ、狂気、この戦争の負の側面が見えてくる。若者は戦争の下で消費され、倫理観や精神を、命を奪われていく。大好きな「戦国自衛隊」も本作のメタファーに思えてきた。

比較的ニュートラルな立場のウィラードも目の前の出来事を経た末、カーツと対峙。その変遷が興味深い。彼が出す結論、いや衝動か、その真意は観客に委ねられる。結局「地獄、地獄の恐怖」なのだ。そして同じく狂言回し的主人公の「プラトーン」は本作のメタファーなのだな。マーティン・シーンからチャーリー・シーンへ。単なる偶然ではあるまい。

音楽はベトナム戦争当時のロックにシンセサイザーを多用したスコア。やっぱこの作品の象徴はロックならドアーズ、そして先の「ワルキューレの騎行」だよね。この音楽、「ゴッドファーザー」同様に父カーマイン・コッポラ。でも「ゴッドファーザー」色は微塵も感じない。

専門誌のソフト評論でいうところの画質、音質は素晴らしいの一語。緻密さは製作年度から一歩譲るが、コッポラ主宰ゾートロープ謹製のリストレーションは色の良さ、コントラスト共に申し分ない。音のクリアさ、レンジの広さに重低音とまさにIMAX向き。ワルキューレの騎行からの流れは大画面と共に圧巻だった。

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2020/02/23

小島友実著「馬場のすべて教えます~JRA全コース徹底解説~」を読む

小島友実さんの著書「馬場のすべて教えます~JRA全コース徹底解説~」を読んだ。グリーンチャンネル「徹底リサーチ! 平成競走馬進化論」や「潜入!馬場管理の舞台裏」で番組MCを務め、独自の切り口で競馬の魅力を伝えてきた著者。その馬場研究をまとめ、2015年に出版されたのが本書となる。

競馬は勝つ事、着順を競うスポーツ。ペース影響もあるが、同時に馬場状態が重要となる。自分が使っている西田式スピード指数に限らず、指数派の人たちは馬場差を考慮、計算に入れて予想している。

今回、この本を読み始めた理由は二つ。先のグリーンチャンネルの番組で興味を持った事。そして昨年11月の京都開催以降で馬場差(馬場指数)が急激に悪化した事だ。そしてこの本を読んでその謎は氷解した。

これまで京都競馬場の芝コースは路盤排水効率が良く、当日雨の馬場悪化を除き比較的好条件で施行できていた。馬場指数をみてもそれが受け取れる。しかし昨年の台風以降、それに伴う豪雨はこれまでの馬場(芝)悪化と回復のサイクルを超えるものだったと推測する。そして今開催もその影響が残っていた。

京都では他場で普及しているエクイターフを導入していない点(2015年本著発行時)も大きい。JRAのHPでも言及されていないため実態は判らないが、現時点も使っていないと推測する。エクイターフは日本の土壌、環境にあった耐久性のある芝。オーバーシードと共に冬場であっても緑のターフ、安全性を支えている。

元々京都はオーバーシード中心の対策で、本格的な芝の張替えが行える春開催後まで手を付ける事ができない。たぶん今年の春の天皇賞は例年以上にパワーを要求される事だろう。当たり前なのだが、どの競馬場も夏を前に芝を張替える。その点で芝の選定、最終開催の有利不利も出てくるのだ。

なお京都競馬場は今年の春開催を終えると長期工事(2023年3月終了)に入るが、昨秋の状況を踏まえた路盤改修がなされるのでは、と思う。

そうして思い出すのは競馬を始めた90年代初頭。メジロマックイーンとトウカイテイオー、春の天皇賞2強対決。芝と呼ぶには剥がれまくっていた直線。テイオーが伸びあぐね、スタミナの勝るマックイーンが圧勝した。もし今の馬場管理レベルだったら、あそこまでの差になっただろうか。テイオーは戦後に骨折を免れていたかもしれない。本著を読むととにかく馬場管理の進化に驚かされる。

閑話休題。先のエクイターフ、そしてバーチドレン等のエアレーションに言及。レースの安全性、公正性、全能力を発揮できる事を目指す改良の経緯が興味深い。特にファンの間で議論されるのが、芝の硬さ。硬いから速いのではなく、あくまで走りやすいから。今や日本競馬の芝の硬さは欧州並み。細かな指摘は本著に譲るが巻末の座談会で、ロンシャンを目指すなら前哨戦を使う長期滞在を薦める声は見逃せない。

また芝コースに限らず、ダートコースにも触れ、路盤状況、開催日のコースメンテ事情等、実に読み応えがある。また改めてコース解説を読むと、色々と思い知らされる。ジョッキー、競走馬、そして馬場造園課の皆さんって凄いよ。そして本当に競馬は奥が深い。アムロじゃないけど、うちの子供に「オヤジが熱中になるわけだ」と言われそう。

本著はそんな競馬オヤジ、競馬沼にハマった方にお薦めしたい。

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2020/02/17

「第92回アカデミー賞授賞式」を観る

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WOWOWで録ってあった「第92回アカデミー賞授賞式」を観た。昨年から司会が不在となり、あのグダグダ感が好きだった身としては寂しい。ただプレゼンターとしてスティーブ・マーティンやウィル・フェレルが登場、彼らの笑いがスパイス。彼ら以外にもユーモアあるスピーチも良い。そして今年はご存知の通り、最も世相を反映したようなアカデミー賞だった。

ネットフリックス勢の台頭も昨年に及ばず、むしろ目立ったのは外国語映画賞改め国際長編映画賞を受賞した「パラサイト」だ。その勢いは外国語映画初の作品賞をもたらした。

パルムドールだけではなく、時代が後押ししたのは言う前でもない。ポン・ジュノが監督賞受賞のスピーチの中でタランティーノに感謝していたが、彼を始め字幕を苦にしないアメリカの映画ファンは少なくない。ましてアカデミー会員となれば優れた作品を推したくなる。

製作会社の力関係か、作品賞ノミネートが9作と多いのは如何と思うが、それぞれ世相を反映した「ジョーカー」が主演男優賞、「パラサイト」が作品賞、監督賞、脚本賞等4冠を獲得したのは興味深い。

前述に加えポン・ジュノのスピーチはスコセッシを称え、ハリウッドを意識した点が印象に残る。まさにアジア映画史上初の快挙を実現。スピーチ通り、本当に呑み明かしたのだろうなぁ。片や日本のメジャーどころは女子高生相手の恋愛映画ばかり作ってる。クールジャパンが聞いて呆れてしまう。

さて授賞式としての見どころは色々あった。例えばシガニー・ウイーバーを挟んでガル・ガドット、ブリー・ラーソンらがプレゼンターで登場したところ。新旧アクションヒロインであり、ワンダーウーマンとキャプテンマーベルにリプリーと豪華なスリーショット。若い二人にシガニーも負けず劣らず。

パフォーマンスならエルトン・ジョンにやっぱエミネム。唄ったのは「ルーズ・ユアセルフ」。口ずさむセレブたち。直後のスタンディングオベーションがその人気を物語る。エルトンは貫禄のステージで直後、歌曲賞を受賞していた。

アナ雪2「イントゥ・ジ・アンノウン」で松たか子が参加したのはニュースの通り。でも結局はイディナ・メンゼルの盛り立て役にしか感じなかった。ただ世界的に影響のある楽曲、作品である事は確か。

式を進めるために暗転、スピーチを止める箇所が何度も見られたが、セレブ共々見ている側も興醒め。作品賞受賞の後も再び暗転、ポン・ジュノさえ一言も話させない。4度目の「朝まで呑み明かすぞ」を聞きたかった。

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2020/02/16

「ウォーキング・デッド シーズン3」を観る

WOWOWで放送された「ウォーキング・デッド シーズン3」を観終えた。新たな生活の場を得たリックたち。一方、ウッドベリーと呼び街を統治する総督との敵対、崩壊した世界をどのように生きていくのか。

シリーズ冒頭、リックにとって大きな出来事...喪失と混沌の中、ウォーカーと戦っていく。本シーズンを通して再び人間性を取り戻すリック。シーズン最終話、陽射しが注ぐ中の幻。同様に柔らかな陽射しの中を歩くウォーカーと共に静かに終わっていく。

本シリーズは総督の登場でサスペンス性が増している。人間性を無くした彼こそ、リックたちグループの対局。言葉巧みに人間性を突くがあくまで表面的。残虐な本性が次々と現れていく。ただそのキッカケも悲しいものであったのだが。

もう一つの軸がダリルとメルル兄弟の物語。総督側のメルル、囚われの身となったダリル。総督の課す試練、兄弟の対峙。仲間を大事にするダリル、不器用ながら弟を想うメルルの行末。ミショーンとの道中、メルルのとった行動が泣けてくる。

ダリルを演じるノーマン・リーダスのナイスバッドガイぶりに惚れつつ、メルルを演じるマイケル・ルーカーがいい。振り返ってみれば彼のフィルモグラフィで「デイズ・オブ・サンダー」でトム・クルーズの好敵手、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」では親分ヨンドゥを。ちょっと悪人面だが、憎めないいい奴、名バイプレイヤーだ。

「ウォーキング・デッド」に感じるのは、毎週「太陽にほえろ」の殉職シーンを見ているような切なさ、つらさ。シリーズも長くなれば好きなキャラ、思い入れが出てくる。生死に関わらず、お気に入りのキャラが窮地に陥ると先に進めない。マギーが総督に捕えられるとしばらく観るのを止めてしまったほど。

とはいえ、続くシーズン4に向け物語は進んでいく。果たして提督との決着は如何に。
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2020/02/15

「T-34 レジェンド・オブ・ウォー ダイナミック完全版」を観る

今夜は「T-34 レジェンド・オブ・ウォー ダイナミック完全版」を観て来た。ロシア 純度100%の漢の映画。以前公開されたバージョンに26分追加された完全版。ただしこちらはオリジナルを含めあくまで初見。

第二次大戦、ソ連の新人士官イヴシュキンは車長を任され、ドイツの侵攻する最前線へ向かった。イヴシュキンは知略を駆使し、T-341両に1小隊を率いてドイツ、パンター戦車中隊を迎え討つ。そして火蓋が切られるのだった。

物語は大きく前半パート、後半パートに分かれる。特に掴みとなる前半は圧巻。T-34vsパンター(中坊の頃はパンサーって呼んでたけど)の戦車戦とその駆け引き。操縦技術で凌ぎ、砲弾の行方に装填タイミングを探りつつと見どころが多い。

そこで活かされるのが映画「マトリックス」でお馴染みバレットタイム表現。最初はやり過ぎかなと思ったが、使いどころは要所に留め、当たり方次第で戦況は大きく変わる戦車戦を表すのに貢献している。

ハリウッド産で無い事もあり、がっぷり四つ、全編ロシア語vsドイツ語の応酬が面白い。戦争もの、対米軍ものと違った魅力がある。オスカーを獲った韓国映画「パラサイト」のようにオリジナル言語で観るのは楽しい。相まって個性的なメンバー、ドイツ側のイェーガーらキャラが際立つ。

なおこの作品はロシア 純度100%であるが、決して漢100%では無い。後半パートで登場するロシア女性とのエピソードゆえの事なのだが、とてもキレイなので許す。それに本当の主役は原題通りT-34だから気にならないだろう。

ダイナミック完全版という事もあり、腹に響くような重低音、密室というべき戦車戦に汗臭ささえ感じる画面、これは映画館でなければ伝わるまい。お近くの劇場で上映の際には是非行かれたし。久しぶりにタミヤの戦車プラモが作りたくなった。

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2020/02/09

「Bluetoothオーディオレシーバー」を買って凱旋門を活用する

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Amazonで「Bluetoothオーディオレシーバー」を買った。

我が家のテレビ用スピーカー凱旋門は映画やライブなど映像込みでの鑑賞での使用のみ。実に勿体ないと思っていた。音楽はストレージやiPhoneにライブラリ化され、10年前に買ったミニコンポは死に体。なら凱旋門にBluetoothオーディオレシーバーを組み合わせてはと思った次第。これなら各デバイスと組み合わせられるからだ。

必要とする仕様は次の通り。
・Bluetooth(もちろん)
・操作がシンプル(使ってみなきゃ判らないけど、家族が使い易い様に)
・AC電源(バッテリ内蔵タイプも多い。屋外で使わないので不要)
・RCAピンプラグ出力(以外に少ない)

結果、Amazonの商品検索で引っ掛かったのが、写真のもの。メーカーは1Miiというところで日本製ではない中華製。ひと昔なら黙ってソニー製とか買っちゃうのだけれど、そんな痒いところに手が届く逸品は出ていない。
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とりあえずPMA-390REの空いた入力系、このレシーバ間をピンケーブルで接続。電源を入れ、Bluetoothペアリング、デバイス側で検出すれば準備完了。

何故RCAピン出力に拘ったかというと、ステレオプラグ(ミニプラグ)はケーブルの品位がお粗末なものが多い。またプラグ変換して接点を増やしたくない。とはいえ、昔のようにピンケーブルを自作(長岡式)する気力も無く、あくまで精神衛生上の問題。ケーブルはAmazonの製品検索で中の下を選んだ。

アナログ入出力ありきのオーディオから始めた身として、HDMIなどのデジタル入出力って何の面白味もない。Blu-rayレコーダにアナログ音声出力が無くなった時点で、目指すオーディオビジュアルは終わった。あくまで余談だけど。200209_03

さて手持ちのPhone6s、妻のAndroidスマホ、ソニーのウォークマンの音楽ライブラリを試聴してみたが、スピーカーの素性がいいため、レンジが広くしかも低音が出る。安いBluetoothスピーカーとは一線を画す。物足らなかったらトーンコントロールやラウドネスを使えばいい。でもボリューム上げれば低音はモリモリ出てくる。当たり前だが、それが長岡鉄男設計のスピーカー!
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またradikoを聴くにもちょうどいい。妻はこれまでヘッドホンしながら手作り趣味をしていたが、こっちの方がいいと言ってくれた。しかも使う機会を多くする事でアンプの故障防止にもなる。経験上オーディオは使ってナンボだから。

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2020/02/08

「家族を想うとき」を観る

イギリスの社会派ケン・ローチ監督の「家族を想うとき」を観てきた。原題は「Sorry We Missed You」と宅配の不在票を表す。

元建築土木労働者のリッキーは介護業の妻アビー、セバとライザ兄妹の4人家族。仕事を求め、宅配業を始める事になった。だが契約はフランチャイズ、配達用の車は自分で用意。しかも長時間労働を強いられる。何とか仕事を頑張るリッキーを、アビーはセバの学校からの呼び出しを伝えるのだが。

邦題
「家族を想うとき」は言い得て妙。むしろ「家族を想うとき(時間)が無い」というのが映画的直訳。生活苦にリッキー、アビーは追い込まれ、お互いの支えさえ苦痛となっていく。

しかも家族を想う暇は怪我でもしないと与えられない、いやそれさえ許されない。そんなリッキーの姿を映し、監督は我々に問い掛けてくる。

80歳を超えるのにケン・ローチの鋭い視点、切り口に驚かされる。デバイスによる縛り、徹底管理された宅配業、フランチャイズゆえの厳しい罰則。「家族を想うとき(時間)が無い」のは当然。「わたしは、ダニエル・ブレイク」同様、物語の背景やセリフはリアリティに溢れる。

一方、象徴的にiPhoneの着信音(デフォルト)が使われるが、家族さえデバイスに縛られた感すらある。しかも家族の団欒は奪われ、お互いの誤解を産んでいく。

この作品を観て思う事は多い。ある意味、観客の鏡でもある。できる事、少しでもあるはず。本作最後、子供たちからリッキーに掛けられるセリフが象徴的。リッキーにその姿を重ね、どうすべきか考えたい。家族の姿、今一度考えるための作品だ。

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