2022/09/23

フェリー二の「8 1/2」を観る

今日は午前10時の映画祭でフェデリコ・フェリー二の「8 1/2」を観てきた。マルチェロ・マストロヤンニ主演、1963年公開のイタリア・フランス合作映画。まさか今年、マストロヤンニ主演作を2篇も映画館で観る事になるとは思わなかった。

物語はマストロヤンニ演じる映画監督グイドの作品制作を巡る妄想ファンタジー。登場人物とストーリー展開に脳内思考全開で臨むもすぐに諦めた。少なくともセリフだけを追う作品ではない。ブルース・リー風に『考えるより感じろ』と言ったところ。制作年からかなり前衛的で革新的な作り。

これはフェリー二の映画制作と私生活を反映させたものなのだろう。グイドの前に現れる様々な女性。一方でタニマチや映画関係者とのセリフにフェリー二の本音が垣間見える。最後は当時として大セットを前に登場人物全てが揃う大団円。そしてまるでループするようなラストへ。

初見だったし、前半は物語の方向性が見えないままに観ていたので、ちょっとした堂々巡りがツラかった。演者も何処まで理解して演技しているかわからない。演者も観客もフェリー二の手のひらの上。エンジンが掛かってくるのは中盤以降。入れ替わり登場する女優陣の美しさは大きな見どころ。

若いマストロヤンニの色男ぶりにクラシックなモノクロ映像はリストレーションされて美しい。映像に集中できる映画館でないと趣きや面白さは伝わり難いだろう。

220923_01

 

 

 

 

| | コメント (1)

2022/09/19

鈴木忠平著「嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか (文春e-book) 」Kindle版を読む

220919_01

鈴木忠平著「嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか (文春e-book) 」Kindle版を読んだ。きっかけは最近読んだNumber(ナンバー)1058・1059合併号。予てからノムさんの著書は読んできたが、この号で似て非なる名将と比較されたのが落合博満。プロ野球界で大きな足跡を残しながら何処か皮肉屋の二人。特集を通して非なる部分にスポットを当てており、そこに出てきたのが本著だった。

日刊スポーツで当時中日ドラゴンズの番記者だった著者が、監督就任した2004年シーズンから2011年の退団までを追ったドキュメンタリー。落合の言動に納得の行くもの、行かぬもの。選手やスタッフ、読者まで著者同様に疑問を持ちつつ読み進めるも、最終シーズンに起きた出来事、その後を通してハッとさせられ、腑に落ちる瞬間が訪れる。

落合といえばロッテ時代、言わずと知れた三冠王、しかも三度。その後、セリーグで中日、巨人と活躍し、最後の球団となる日ハムまでオレ流と呼ばれるスタンスで選手期を過ごした。独特で広角に構えた神主打法はファミスタでよく真似した(実際の野球じゃないのかよ)。テレビのインタビューでは的確ながらも多くは語らず、そんな落合が気になってはいた。でもここ10年以上、あまり野球そのものを観ていなかったけど。

それでも本著で登場する2007年の日本シリーズは辛うじて観ていた。完全試合寸前の山井を9回交代、ストッパー岩瀬で逃げ切った落合中日。歓喜と落胆が入り混じった光景が思い出される。本著を読み、回を追って生まれる緊張感、それぞれの思いが交錯する。文章だとその情景に読む側の心が掻き立てられる。そんな緊張感も、今なら笑って当時を語る落合の姿がYoutubeで見られるけど。

著者の文章もあってまるで映画のような読後感。落合、番記者である著者、そして選手、スタッフにスポットを当てた光と影。様々な疑問が最終シーズン、ペナントレース終盤で解かれるように伏線回収されていく。個を大事にする監督が生んだプロ集団誕生の瞬間と別れ。理論的、合理的、プロ主義の落合がその瞬間を作ったのだ。まさかこの本で泣かされるとは思わなかった。映画好きの落合にして現実、映画を観ているような展開、結末だったのだろうなと推測。

これまで感情的になる事こそ全ての原動力と勘違いしてしまっていた。本著の中で闘将との比較、「フォルテッシモで感情をぶつける星野、落合はピアニッシモ」の比喩に納得。様々な決断を求められるプロ野球監督。どちらが説得力を持つか、決意にブレがないか推して知るべし。本当に落合の言動は無駄がない。そしてメリハリ。それでも先の通り、個の力の積み重ねで心は動かす事ができる。「技術を高めれば心を強くする」にも同意。

本著を読んで誰もが落合を好きになるかは別にして、改めてとても興味を持った。オレは落合さんが好きだよ。何とそんな落合さんがYoutubeでオレ流チャンネルを開設。もう監督はやらないと言ってるけど、野球は大好きなんだな。さかなクン同様、落合さんも求道者だから。Number(ナンバー)1058・1059合併号共々、本著はオススメ。ちなみにオレはヤクルトファンですけどね。




| | コメント (0)

2022/09/18

「グランツーリスモ 7」(その3) 国際B級ライセンス、オールゴールド達成

220918_01
「グランツーリスモ 7」(以下GT7)でやっと国際B級ライセンス、オールゴールド達成できた。家族隔離されたコロナ療養期間10日を挟んで約2カ月。本当に長かった。何に足踏みしたかといえば、IB-10 ライン取り応用だ。ネット界隈ではかなり厳しいと言われていたが、ハンコンでは無くコントローラー操作のハンデ。何気に2週間ぶりにコントローラーを手にプレイしたところ、10回目のトライでゴールド達成となった。もはや奇跡...そしてオールゴールド報酬、ウェルカム「ポルシェタイカン」。
220918_04

行き詰って既に国際A級ライセンスへ進んではいたが、IB-10は(できるだけ)オールゴールドを目指す身に喉に引っ掛かった魚の骨のような存在だった。限りなくゴールドに近いタイムを出しても、そのゴーストを追い掛けても届かない。デュアルセンス、アダプティブトリガーの反力の重さも祟って、1時間もIB-10を連続プレイすると手は痺れ握力を失っている。半ば「オールゴールドはムリ」と諦めていた。

そんな過程を経て、昨日IB-10 ライン取り応用でゴールドとなり、当然のガッツポーズに絶叫。こんな姿、3年前の東京競馬場以来かも。あれだけ苦労した卒業試験(IB-10)。今も何故攻略できたのか判らない。

2週間コントローラーを握らず、いい意味で手と肩の力が抜けていたのは確か。でもそれだけでゴールドを獲れるなら苦労はない。見逃せないのはコロナ隔離中、GT7に2度のアップデートがあった事だ。ただアップデートのお知らせを読んでも思い当たる記述は見つからない。でも最後の記述「そのほか、細かな修正および調整を行いました」が要因なら頷ける。もしライセンスやミッションで足踏み、同じような立場の方が居たら、試しにもう一度トライする事を薦める。

もう一度、IB-10 ライン取り応用をプレイするかと尋ねられたら、「過去は振り返らない。先に進みます」と答える。二度とできなさそうだから奇跡なんだよ。


220918_02 220918_03

| | コメント (0)

2022/09/17

ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン WH-XB910Nを買う(その1)

220917_01

ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン WH-XB910Nを買った。Anker Soundcore Life Q30がご臨終のための交替機。約26千円で購入。実はAnker Soundcore Life Q30を買った後、妻が家電店で買ってきたのがWH-XB910Nだった。ノイズキャンセリング能力はお墨付き、何より似た生活をしているので耐久性もそこそこと判断。実際壊れたという話は聞いていない。

まずQ30との使用感の比較だがパットのフィッティングが良く、ノイズキャンセリングOFFでも静粛性が高い。しかもパット交換も可能なよう。部材の選定はソニーに一日の長がある。ヘッドバンドは購入直後も硬く頭を締め付ける感じがしたが、数日使うと馴染んできた。今後、Q30みたいにヘッドバンドに亀裂が入るかどうか。ソニーとしては中級機であり、何とか3年は持ってほしい。

さて音質はQ30に対する圧勝を期待したが、そこまでいかない。まず先述の静粛性(高S/N)からモニターヘッドホン的な印象もややレンジが狭く感じる。今はエイジング期間もあって素の仕様で聴いている。低音の出具合はQ30よりも張り出すが下品なところまでいかない。なお音質はソニー謹製のヘッドホンアプリからイコライザ調整は可能。調整次第で印象は大きく変わるだろう。まぁあまり弄るのは好きじゃないけど。

ノイズキャンセリングはさすがソニー。ただQ30のノイズキャンセリングも頑張っていた事が判る。Ankerの性能はソニーの7~8割くらいかな。そもそもソニーはOFFの状態でもそこそこ外音を抑え込んでいる。WH-XB910Nでも完全なノイズキャンセルは難しいが、一般的には本機レベルで充分と思う。対して価格が倍近い上級機WH-1000XM5の世界とはどんなものか。

使い勝手は良好。ただタッチ操作は誤って二度押し(音量を上げようとしたら一時停止)する事もあった。コストでハードスイッチを捨てたと思うが諸刃の剣。Bluetooth接続はマルチポイント(2か所のうち1か所)で使えるが、優先ポイントを接続ハードで選ぶ事になるため、シングルポイント設定とした。バッテリ残量が本機だけ(ボタン一つでアナウンス)で判るのは嬉しい。

220917_02



| | コメント (0)

2022/09/10

「さかなのこ」を観る

コロナ明けで久しぶりの映画館。のんこと能年玲奈主演の「さかなのこ」を観てきた。ご存知、さかなクンの半生、自身の原作をモチーフにしたファンタジックコメディー。小さい頃から魚の事が大好きだったミー坊が、その道一筋に突き進んだ姿を描いていく。

確信犯的キャスティング、女性がさかなクンを演じる事に納得。テレビを通じて彼に感じていたジェンダーレス、この物語を通して世代を超えたテーマと相まって、問題に囚われない、道を究めていく姿が清々しい。独特の話術、魚をさばいたり、イラストを描いたり、その一挙手一投足が能年玲奈の中のさかなクンとして昇華されている。彼女も唯一無二の俳優だと実感した。

幼少期から学生時代はコメディー風に、社会に出てからは現実が次々と壁となっていく。創作エピソードも多そうで、そこは原作との比較となろう(原作読んでみたい)。そんな虚実を織り交ぜたエピソードもさかなクンのアイデンティティーが一つに結ぶ。結末は今のさかなクンに繋がるも、観終わって心が温かくなる。

さかなクン(ミー坊)だけでなく、演者も皆達者、全てのキャスティングに気が使われている。総長ら学生時代は可笑しく、社会に出てからの存在感を含めて絶妙。でも掴みとなる幼少期のミー坊、海で捕まえたタコの件とその顛末に笑った。三宅弘城演じるお父さん、いい味出してる。ミー坊の幼少期のエピソードに自分の子育てが重なったり、思う事も多かった。

「サバカン SABAKAN」と似た時代背景ながら懐古主義に陥らない作りもいい。説明的にならない描き方も好感。「さかなのこ」は演者も物語もなかなかの逸品でした。

220910_01

| | コメント (0)

2022/09/04

MARVEL「デアデビル」シーズン2を観る

ディズニープラスで「デアデビル」シーズン2(全13話)を日本語吹替で観終わった。前シリーズの最終話、覆面の男からデアデビルとなったマット。法の下、フィスクを追放して平和が訪れたヘルズキッチン。だがそれは新たな惨劇の始まりだった。

かつて映画にもなったMARVEL「パニッシャー」が物語の主軸として登場。失った家族の復讐のため、ギャングたちを追い詰めていく。そしてもう一人。デアデビルといえば謎の女エレクトラ。デアデビルとなったマットの前に現れ、彼を翻弄していく。果たして二人の間にどんな秘密があったのか。

物語の様相はフィスクVSマットの構図からシーズン2で複雑化。ラスボスが判らないまま物語は進む。何故フランクの家族が狙われたか、ブラックスミスの正体、エレクトラを狙う組織....もちろん全てヘルズキッチンの出来事、フィスクも黙っちゃいない。そして血生臭い惨劇が繰り返されていく。

「パニッシャー」は物語上、今回は悲しい役回り。この後単独シリーズやデアデビルと再競演「ザ・ディフェンダーズ」が作られるのでそちらを楽しみにしたい。一方、エレクトラを演じるエロディ・ユンがエキゾチック、妖艶に華を添える。アクションのキレも素晴らしい。

ウィキも見て知る事になるが、スティック役は当初、千葉真一さんへのオファーがあったという。スコット・グレンの存在感は言うまでもないが、もし千葉さんが演じたら違った世界観となっただろう。

リリース順でいけば次に観るのは「ジェシカ・ジョーンズ」になるようですね。MARVEL沼はさらに広く深し。

220904_02

 

| | コメント (0)

「格闘技世界一 四角いジャングル」を観る

Amazonプライムビデオで「格闘技世界一 四角いジャングル」を観た。1978年公開の日本映画。きっかけはコロナ療養中の友、Youtube関根勤チャンネルで紹介された事(DVD視聴後の関根さんの感想が楽しみ)。ちなみにシリーズ三作あり、うちプライム会員無料視聴対象が第一作の「格闘技世界一 四角いジャングル」である。

この映画は梶原一騎の原作マンガをモチーフに異種格闘技を追ったドキュメント。伝説の猪木VSアリ戦を皮切りにキックボクシング、ムエタイ、マーシャルアーツの強者が登場(梶原氏実弟の真樹日佐夫氏の姿も)。関根さんのコメントにもあった藤原敏男やベニー・ユキーデらの斬れ味鋭い動きを堪能。いやこの二人、本当に凄かった。

クライマックスはアリ戦以後の猪木。モンスターマン(予告では「謎の覆面ミスターX」)にアンドレ・ザ・ジャイアントとの対決。黎明期の異種格闘技戦らしい戦いぶり。一瞬を突いた猪木のプロレス技連発で戦意喪失のモンスターマン。一方、全盛期で肉体の若いアンドレと猪木。身長差で圧倒するアンドレが猪木の腕を折る勢い。

フィルム撮りの格闘技映画は今となって貴重。ぶつかり合う肉体の音が生々しい。途中、観客として映る菅原文太さんが流石の貫禄、つい引き込まれた。それだけでなく大山倍達のガラス瓶の手刀斬りとか、若きウイリー・ウイリアムズとか。予告だとウイリーと猪木の対決がありそうだったのに。

本作を観て興行的臭いはさておき四角いジャングル、リングっていうのは映えると実感。観ていて血湧き肉踊るというか。最近の格闘技界にない雑味が心地いい。日本の格闘家が総じて短髪、パンチパーマなのも時代だなぁ。

220904_01

| | コメント (0)

2022/09/03

「ヴェノム」「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ 」を観る

「ヴェノム」をディズニープラス、「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ 」をAmazonプライムビデオで連続して観た。ちなみに「ヴェノム」はAmazonプライムビデオでも観られるが、ディズニープラスは字幕のカスタマイズ(大きさ、色、縁取り等)できてパソコンでは観易い。

ある事件からシンビオートに寄生された新聞記者エディ・ブロックとその寄生体ヴェノムの顛末。初見は「スパイダーマン3」でシリアス基調だったが、今回のヴェノムとは明らかに違う。とにかく今回のヴェノムは続編共にダークヒーローコメディ。例え人を喰らおうが呆気なく恐怖もない。

まずはトム・ハーディ演じるエディのカッコ悪さ。ヴェノムとの生活は汗臭く、しかも愚痴が多くなる。ヴェノムとの共生はコメディーみたいなもの。しかも女性好きでシンビオートとして特異な存在。これでシリアスになる訳が無い。レストランの水槽に入った件はまるで熱湯風呂かと思ったよ。

最終的に一作目、二作目共に同類のシンビオートとの戦いが控える。そこで繰り広げられるCG絵巻。物語はあって無いようなものだから、エディ=ヴェノムへの感情移入もない。二作目はアンディ・サーキス監督の手腕もあって97分と小気味いい。一作目はやや長かったかな。

独自に打ち出した「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」(SSU)って言うのが軽い。シンビオートが映画スパイダーマンの世界に向かうという事は、また「スパイダーマン3」みたいになるのではと危惧。優れた化学反応を産むか、単なる多重事故に終わるか、正直ソニーの手腕は怪しい。

結論「ヴェノム」「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ 」は共に観なくても今後に影響は少なそう。いずれ「モービウス」も観る機会は出てくるけど気にしない。それに「期待しなければ失望しない」だろうから。

220903_01
220903_02

| | コメント (0)

2022/09/02

コロナ感染は突然に【起きた事、困った事、わかった事】

コロナ感染し発熱から一週間。あと三日で職場復帰の目処がたったので、これまでの状況を整理したい。

【起きた事】
定時で帰宅中に体調異常から自宅内隔離準備を連絡した。帰宅しそのまま隔離部屋へ。横になって3時間後に体温は38度越え。発病が週末にぶつかってしまった事、自身で運転できる状態を踏まえ(家族に運転を頼めば感染リスクあるため)、体温の下がり始めた翌月曜に自身での受診へ動く。

感染経路は不明、自分以外家族に発病者は出ていない。思い当たるところもなし。今のところ味覚、嗅覚等に後遺症らしき症状は出ていない(ワクチンは3回全てファイザー)。

【困った事】
受診先(発熱外来)は県のHP等にあるが、何処も開院時間数分で予約上限に達して断られた。かかりつけ医が対象なら融通付くだろうけど、我がかかりつけ医はコロナ禍まもなく受診拒否を掲げていたので、近隣を対象に僅かな選択肢しかなかった。

【わかった事】
最後の最後、最近開院したTクリニックで受診予約が取れた。予約時間に車上で問診を受ける。先生やスタッフさんの手際がいい。新しい病院だからこそコロナに対応し易いのだと理解。ここまで電話した病院は電話口からドタバタが伝わる。何処も混乱しているのだ。

先生から検査結果は「陽性です」と翌日朝電話で伝えられた。「追ってSMSを介して保健所から連絡があります」と言われたが、その後三日を過ぎて何も連絡はなかった。そこで療養者支援センターに連絡すると登録途上との返事。改めて自宅療養待機と復帰日を確認し、目処を立てた。

療養者支援センターの電話番号は場所で異なるため記さない。名前を伝えるだけで調べてくれる。SMSが来ないなら休業補償等にも関わるため、自身の療養者情報が正しく伝わっているかは確認したほうがいい。医療機関同様、いまだ自治体の連絡網も混乱している。

【その他】
療養中、何がつらいと言えば、完全隔離で冷房のない部屋だった事。少し開けた窓にサーキュレータが命綱。一週間発熱が早かったら、暑い部屋でミイラになっていたかも。目が覚めたらTverにディズニープラス、radikoプレミアムで時間を潰す。あとはほとんど寝てた。改めて家族のありがたみを思い知る。

220902_01

 

| | コメント (0)

2022/08/22

「サバカン SABAKAN」を観る

今夜は映画「サバカン SABAKAN」を観てきた。1986年の長崎を舞台に小学生二人のある夏休みの日々を描く。

僕らが小学生の頃なら学校や公民館で上映した感じの映画。夏休みの昼間、テレビでもやってそう。貶しているわけではない。大手メジャーどころがボーイミーツガールな映画ばかりを作る今、本当にこういう作品は貴重。

この映画はかつての我々やその下の世代、主人公である久田を演じる草なぎ君の回顧で始まる。何が重要かといえば、かつての日本の子供たちが過ごした原風景。今の子供たちにどこまで通じるか判らないが、その一つ一つが僕ら世代に伝わってくる。何もかも冒険。学校生活、友達との関係性に遊び、ちょっとしたケンカとか。

そんな子供たちに大人の存在。親や年上の人は皆怖かったけどやさしかった。子供も旦那も張っ倒す尾野真千子のお母さんが気持ちいいし、竹原ピストルのお父さんも怖いけど可笑しい。家族で楽しくご飯を食べるのも楽しかった。何か失ったものを観ているような。加えてブーメラン島での交流とか、中でも今回メガネを外した曲者のオジサン、岩松了の存在感も良かった。

ただ気になるエピソードが一つ。観た人なら判るはず。それが必要だったか、経験上欠かせないものだったのか。脚本上、別の選択肢もあったろうし、小さな二人の友情に影響を及ぼしただけに何か引っ掛かる。後味が悪いとまでは言わないが、友との別れを清々しさで突き通して欲しかった。でも最後は心を少し熱くさせられた映画だった。
220822_01

| | コメント (0)

«MARVEL「デアデビル」シーズン1を観る